彼らがやってきたのは5月の終わり、忘れもしない夜の9時だった。 「カブトムシの幼虫いる?」 そんなlineがやってきた。友人が「夜遅くにごめんね」と差し出したのは、買い物用の白いビニールに入ったカブトムシの幼虫。大の虫嫌いの彼女が、断り切れず幼虫…
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