こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

工作好きな方におすすめ”手作りおもちゃ本”~寺西恵里子さん

仕事をしている時に出会いたかった。

私の大好きな本!!! 

頭のいい子を育てる手作り知育おもちゃ

頭のいい子を育てる手作り知育おもちゃ

 

これは幼児向けのいろんなおもちゃの作り方が紹介されています。子どもが自分で工作活動をするのではなく、子どもが遊ぶおもちゃの作り方をわかりやすく伝えている本です。私は、大人がつくる子供向けの手作りおもちゃはあまり作ってきませんでした。だって、買った方が安いならそっちのほうがいい。。。。工作は好きですが、夜寝静まってから子どものために何かをつくるのはちょっとごめんなさいと思ってしまう自己中母さんです。夜は自分の時間!やりたいこと勉強したいことがたくさんある!!でも、これはつくってみたいと思ってしまう魅力がある本なのです。

 この本の何がすごいか??

  1. わかりやすくて丁寧な作り方の説明
  2. 能力ごとのカテゴリー

【1わかりやすくて丁寧な作り方の説明】

子供向けの手作りおもちゃは、見てすぐ分かる作り方とそうでないものがありますよね。難しそうな部分はカラーできっちり紹介されています。それに、長さや幅もきっちり書かれています。工作指導書だと、作り方は書いてあってもそこまで書かれてないものもあります。大きさなどきっちり測らなくても作れますが、自分で最初から考えると時間がかかったりします。洋裁の型紙のようにデザインの型紙や図案が載っているのは本当に嬉しいポイントですね。「この部分を180%に拡大して使ってください」とかめちゃめちゃ助かります。少しでも、時間短縮できてバンザイ!!

【2能力ごとのカテゴリー】

私がひねくれてるだけなのかもしれませんが、子どものおもちゃのパッケージなどに、『頭のいい子を育てる』『知育』という言葉があると、「えーホント??」まず疑ってしまいます。他に宣伝文句がないからこれ使えば売れるでしょ?という安直な使われ方してないかなと、、。ベストセラーと言われている本当に良いおもちゃにはそんな宣伝文句がついていないような気がするので。もちろん、すべてがそうとは限りませんが(私がひねくれてるだけです。すいません)。この本もそんな疑いの目を持って手にとった本でした。でも、この本の面白さは、年齢別のおもちゃでないこと!!

五感・考える・想像力・好奇心・生活力・運動力

この6つのカテゴリーに分かれています。子どもの性質によっておもちゃを考えられるっていいですね。私がおもちゃに期待するのは、どれだけそれで遊んでくれるか!!なので、この項目立ては娘が好きかそうかそうでないかを考える目安になってありがたいです。せっかく作ったのに遊ばなかったら悲しい。

工作本も新しいものが良い!

図書館にも工作本がありますが、寺西さんと同じネタでも、古い本だと「フィルムケースを使って」とか載っています。

10年前と今では、クラフト業界の流行りも違います。例えば、カラフルなマスキングテープ!レタリングで使うんじゃない!?しかも、100均で手に入る!?って知ったときの感動は今でも覚えています。カラー粘着テープもピンクや水色もあるんですよ!のっぽさんとゴン太くんもびっくりです。クラフトパンチの種類も凄く増えました。

これは私の住んでいる地域の問題かもしれませんが、図書館においてある工作本の新しい本はなかなか入荷しない気がします。ちょっと大きな本屋さんに行った際にはぜひ工作本コーナーもちらりと見てみてください。心躍る工作本に出会えるかもしれませんよ。

ちなみに、寺西恵里子さんの新作!この秋イチオシの本はこれ!!! 

楽しいハロウィンコスチューム&グッズ (タツミムック)

楽しいハロウィンコスチューム&グッズ (タツミムック)

 

コスチューム以外にも、ハロウィンを盛り上げる手作り工作ネタがあります。

 終わりに

繰り返しになりますが、これらの本は幼児が主体的に作れるものではありません。大人主導のおもちゃ手作りの紹介です。子どもは遊ぶ専門。でも、この本を見ていると、ああ、この部分は4歳娘でもできそうだな。とか、小学1年生だったらこれできる??とか、高学年はこれを見せて~なんて教え方のイメージもできるのです。そんな風に思えるのも、丁寧な説明と写真のおかげ。

実は工作ネタとしては知っているものばかりでした。いろんな本で取り上げられていますし、昔からあるネタです。でも、それをやってみたいと思わせられるように紹介されているのがすごい!!カラーガムテープを使ったり、クラフトパンチを使ったりしてとてもセンスの良いおもちゃになっています。私にとっては学ぶべきところがたくさんありました。

もしも、また造形教室などで働けるようになったらこんな指導者的な視点をもちたいものです。私のブログもこんなふうにできたらいいな~なんて憧れてしまいました。もっと、きれいに写真取らなきゃいけないですね。