こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

子どもへ問いかけ「どうするの?」をやめてみる

「あと少ししか時間ないよ、どうするの?」

「今日友達と遊ぶの?どうするの?」

などなど、、、、

いろんな場面で「どうするの?」という言葉を知らず知らずに使っていました。

そんなある日、夫に言われました。

「『どうするの?』って娘に聞くのは可哀想だよ」

当たり前のように使っていたし、子どもにとってそんな悪い言葉でもないような気がしていた私にとって、「えっ???」と、驚く発言でした。自分で決めさせちゃだめなの?という疑問も浮かんできます。でも、夫とじっくり話していくうちに目から鱗です。ものすごく納得できました。

夫の言い分その1 「どうするの?」発言の裏には楽しいものが含まれていない

お母さんが「どうするの?」と発言する時は、楽しい物事を決めなくてはいけない時には使っていない。文脈的に、娘にとってストレスのかかるもの、楽しい活動から離れる時に使用していることが多い。

もし、楽しいことを実行する時の、「どうするの?」ならば、喜んで考えるだろうが、つまらないことや、楽しいことを我慢しなくてはならないときの「どうするの?」は思考を停止させていないか?

妙に納得してしまいました。そもそも、楽しくないことだから迷い決められずぐずぐずしているわけで、本来ならそれを助けてあげてもいいハズのところを突き放している感は確かにありました。

夫の言い分その2 「どうするの?」発言でむしろ態度を硬化させていないか?

お母さんの「どうするの?」発言で、娘はもうお母さんがイライラしていることを学習している。本音を言い出しにくい雰囲気がもう出来上がっている。本来ならガードを外して、自分の考えを言わせるところを、逆に態度を硬化させていないか?

はい。その通りです。「どうするの?」っていうときは、娘に「自分で考えてほしい、決断させてほしい」というたてまえのもと、「もう知らないからね」と突き放してしまいたい私の感情の表れでもありました。よく見ていらっしゃいます。じゃあどうしたらいいのよ!という私の疑問に対して、夫はこう続けました。

夫の提案その1 まず、娘のガードをはずしてあげようよ

「今すぐ決めなくてもいいよ」

「ゆっくり考えていいよ」

などの言葉を枕詞として使い、娘の気持ちのガードを外してあげてから本題にはいったら。

 イライラしていると、つい角がたつ言い方をしてしまいます。夫のように客観的な意見が言えるのは、子育てから一歩離れて見ていられるからなのかもしれません。(そう思うことにしよう。)娘のガードをはずす言い方がこれで効くか分かりませんが、どうすれば娘の態度が軟化するのか、もう少し考えたほうが良いことはよく分かりました。

夫の提案その2 「どうするの?」じゃなくて、「○と△どっちがいいと思う?」の方がいいんじゃないか。

どうするの?って責任を押し付けているように感じる。それより、「○と△どっちがいいと思う?」と選択肢を与えて、一緒に考える、寄り添う姿勢をかもしだしたら?

確かに、その方が娘の思考停止状態からは抜けられそうですね。でも、娘の抱えた小さな問題の糸をほぐす作業が面倒くさくなって、ついつい「どうするの?」って言ってしまうのが私の性格です。そこを面倒くさがらず、選択肢を言語化してあげれば決断しやすくなるんでしょうね。

おわりに

夫は良くみているな~と思います。予定通りに物事が運ぶことの方が少なく、「もう、どうするのよ!!」と自分のふがいなさも含めたイライラを娘にぶつけてしまうことはありました。確かに、それが習慣化されていて、イライラしていなくても「どうするの?」と言っていました。自分では怒っていなくて優しく問いかけているつもりでも、娘にとっては「どうするの?」=お母さんがイライラしている そんな図式ができているという指摘は、返す言葉がありません。

でも、「どうするの?」という問いかけ自体が悪いものであるとも思っていません。これは私の口癖である「どうするの?」発言が問題なので、多くの方の「どうするの?」発言が子どもに対して、態度を硬化させるきっかけになっているかどうかは、分かりません。言葉って難しいですね。

楽しいことや嬉しいことががあふれている時に、娘に「どうするの?」って問いかけられるようになったらいいな~と反省しました。

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