こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

ピザを食べながら数で遊ぶ(6歳)

ある日、どこで仕入れ来たのか「2たす2は4なんだよ!」とドヤ顔で自慢するようになりました。幼稚園は遊びを重視しているはずなので、勉強っぽいことはまだですし、私も勉強的なことは小学校に入ってからでいいかなと思って教えたことがありませんでした。よくよく娘の話を聞いてみると、お勉強ごっこをしていて友達に教えてもらったようです。さすが年長。

 

そんな話をしているうちに、ふと気づきました。数に関する遊びを私は意識してこなかったな~と。

 

数を体感することって、ものすごーーーく大切だったような気がします。なのに、数を意識した楽しい遊びって、マンカラくらいしか思いつきませんでした。知らず知らず数を学ぶ遊びをしていたかもしれませんが、娘がどこまで数について理解しているか分かりません。

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そんな、自分の子育てを振り返ってちょっと焦りを感じた時、こんな記事を読みました。

president.jp

気になったのがこの言葉。

具体的なモノを与えることで、日常生活と算数を結びつけて考えられるようになるのだ。

分かってはいたはずなのに、生活に追われて意識していませんでした。記事では、分数についての内容が書かれていますが、娘の年齢に合わせて、こんな数あてクイズをして遊びました。

ピザを食べながら数で遊ぶ

まず、普通に親子二人でピザを食べます。

娘が何枚かピザを食べたところで、

いきなり、

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問題

母:「ここで、問題です。(娘)ちゃんは、何枚ピザを食べたでしょうか?

娘:「え~!!わかんない。」

当然です。答えを出せるヒントが全然足りないし、食べることに集中していますよね。

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問1

母:「今残っているピザは何枚ある?」

娘:「4枚」

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問2

母:「じゃあ、ピザは最初何枚あったでしょうか?

ピザの形から、最初は何枚ピザがあったかを想像させます。

包丁のあとがついていたりするので意外に分かるものです。

娘:「8枚!」

母:「正解!

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問題(条件を付け加える)

母:「母さんは、2枚食べました。では(娘)ちゃんは何枚ピザを食べたでしょうか?

この考えてる時の娘の反応が結構面白いんです。計算はまだごっこ遊びでしか知らないはずですが、自分が食べた枚数は感覚でおおよそで予想できるはずです。すると、5枚、1枚という数字は絶対答えとしてはでてこないし、自分でも分かりそうっていうハードルが下がるようです。娘は、目の前の残ったピザを見つめて、しばらく考えたのち、、、

娘:「2枚!」

母:「大正解!!

と、正しい数をあてました。

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算数をまだ知らない娘にとっては、クイズのようなものです。自分が考えた答えが当たって、ものすごい喜びようでした。

ピザを食べながら数で遊ぶ(発展問題)

家族が増えるともっと複雑で面白くなります。

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問題

ピザは、8等分に切ってありました。

お母さんは、3枚食べました。

娘ちゃんは、2枚食べました。

今ピザは、1枚しか残っていません。

お父さんは何枚食べたでしょうか?

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複雑なように見えますが、「お父さんは何枚食べたんだ!?」という好奇心から娘は必死で考えました。最後に、「2枚!!お父さんよりお母さんの方がたくさん食べてる~。」ということが分かり、盛り上がりました。

慣れてきたら、プチシュークリームやコアラのマーチなどのお菓子で同じような数あてクイズも楽しいですよ。(コアラのマーチは数が多すぎるのでちょっと工夫が必要ですが。)

おわりに

6歳になり、急にクイズやなぞなぞ、ゲーム的なものに強い興味をもってきたように思います。今回の数遊びもその延長です。

これをやったから、数学的思考力がつくかどうかは全然分かりまりません。でも、数を使うゲームは楽しい!というように、今までなかった遊びの幅が広がるのはいいことだな~と思います。

もっと、生活の中で使われている”数”で遊べるネタを増やしていきたいと思いました。

 

本音を言えば、、、、来年から小学生。周りを見てちょっと焦ることもあります。でも、娘はドリルが大っ嫌い。そんな娘の性格もあるので、「楽しい」と思う遊びの時間をいろいろ工夫してあげたいと思っています。

 

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おまけ~マンカラについて

マンカラを私に教えてくれたのは、4、5歳児でした。縁あってある保育園に出張していたことがあったのですが、その時にルールを教えてもらいました。慣れている5歳の園児にコテンパンに負けたことを覚えています。娘には4歳の時に挑戦させましたが、興味がなさそうでした。その時は、ルールこそ覚えましたがつまんないようでした。今ならきっと楽しめる!そう思うので、早急にマンカラを作ってあげたいものです。買えばいいのに、アルミ缶におはじきを入れたときのカランっていう響きが心地よくて好きなんです。▼マンカラ・パーティーは作れないので、もし、兄弟がいたらこれを買ってあげたかったな。4人で遊べます。駆け引きも複雑になるので、私はとても楽しめました。 

マンカラ・パーティー

マンカラ・パーティー