秋の長雨。せっかっくの日曜日なのに、外に出るのも億劫です。娘も、気分が盛り上がらず、暇を連発していました。
そこで、6歳娘と一緒にパソコンでお絵かき遊びしました。
以前はこんな感じで遊びました。
私と娘が自由に使える液晶タブレットはないので、
紙に描いた絵をスキャナで取り込んで、パソコンで塗り絵をする
というやり方です。マウスを使って描く方法もありますが、マウスを使って描いた子どもの絵はあまり好きではないので、スキャナで取り込むことにしました。
今回は、初めてスキャナを使う方に向けてちょっと丁寧にまとめてみました。
環境
- エプソンのスキャナ
- Windows10
- ペイント
ペイントとは、Windowsのパソコンなら絶対付属している超メジャーなお絵かきソフトです。高度なことをやるには物足りませんが、子どもがお絵かきをするには十分すぎるソフトです。
やり方
- A4の紙に黒マジック(サインペン)で好きな絵を描く。この時、線と線が閉じている絵になるよう教える。
- スキャナの、イラストモード→モノクロで画像を取り込む。
- ペイントで、着色する
【注意!!!】
赤丸のように、線と線がくっついていないイラストだと、ペイントで色を塗った時
色が背景など他の場所に流れてしまうので、必ず閉じた線になるよう最後に手直しをしてください。
スキャナの使い方(エプソンの場合)
①描いたイラストをスキャナの台に挟む
*複合型プリンターならたいていスキャナ機能はついています。
エプソン プリンター インクジェット複合機 カラリオ EP-880AW ホワイト(白)
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②スキャナボタンをクリック
*トップ画面に見つからない場合は、画面左下のWindowsマークをクリックし、E→エプソンフォルダから探してください。
③スキャンする
- モード→ホームモード
- 原稿種→イラスト
- イメージカラー→モノクロ
- 出力設定→プリンター
- プレビュー
*ブログ用などのイラストだったら、出力設定は、スクリーン/webの方がいいですね。
④プレビュー画面で画像をトリミングする
- 取り込み枠を選択
- 自分の取り込みたいサイズになるよう点線を調整する。
*一枚の紙にいくつもイラストがある時は、この取り込み枠はとても便利です。
⑤スキャンボタンを押す
プレビュー画面はあくまでお試し画面です。PC内にまだ取り込まれていません。スキャンボタンを押すことで初めてパソコン内に画像が保存する画面に移動します。
⑥画像を保存場所を設定する
スキャンボタン押すと次の画面が現れます。
- 保存フォルダーを選択する
- ファイル名→画像のタイトルを決める
- 保存形式→jpegにしておけば大丈夫
- OK
これで、イラストが画像として保存されます。
*保存フォルダは「ピクチャ」フォルダが分かりやすいと思いますが、私の場合子どもに扱わせる場合は面倒なのでデスクトップに保存したりします。
画像の開き方
①保存したフォルダを開き保存した画像を探す
慣れないと、保存フォルダがどこにあるか分からなくなります。Windowsの場合、「ピクチャフォルダ」が作成されているので、そこに入れておけば間違いありませんが、子どもに教えるときは、それさえも面倒なのでデスクトップに保存することが多いです。
②画像の向きを変える(もし、画像が倒れていたら)
- マウスを右クリックする
- 「左に回転」ボタンを押す
③画像をクリックしてペイントソフトを立ち上げる
- 画像をマウスで右クリックする
- 「プログラムから開く」ボタンをクリック
- 「ペイント」ボタンをクリック
これで、無事ペイントのソフトが立ち上がり描いたイラストがあらわれます。
もし、画像からペイントソフトが立ち上げられなかったら、
ペイントがWindowsアクセサリに入っていること忘れちゃってあれ?どこだっけ?なんてよく探しています。当たり前のことかと思いますが、私のように、ペイントが見つけられない!!という方がいると思い記録しておきます。
ペイントの使い方
使う機能は主に、次の5つ
A→塗りつぶしボタン
B→カラーパレット
C→色の編集
D→戻るボタン
E→文字入力
A:塗りつぶし
フリーハンドのマウスで描かせることがあまり好きではないので、イラストを取り込んで塗りつぶしで色を塗る作業をさせています。
B:カラーパレットとC:色の編集
好きな色を選ぶますが、カラーパレットにない色を作る時はCの色の編集ボタンを使います。
D:戻るボタン
失敗したら戻るボタンで取り消します。消しゴム機能は別のところまで消してしまう可能性が高いのであまり使わせません。
E:文字入力
娘はまだローマ字入力ができないので使わせていませんが、小学4年生くらいで習うはずなのでやりたいお子さんには挑戦させたいところです。
画面の拡大&縮小
細かいところは拡大縮小しながら作業をします。
- 「表示」ボタンをクリック
- 「ズーム」ボタンを押す
- 戻るときは、「ホーム」ボタン
娘の様子(6歳)
6歳児で難しかったところ
- カーソルを自分の思い通りの場所に合わせてクリックする作業に苦しんでいました。ipadだったらそんなことに悩まなくてもいいのに~と私の方が見ていてイライラしていました。
- 絵の上だとカーソルが塗りつぶしマークになるけれど、ツールバーの中だと矢印になることに混乱していました。
- マウスの左右クリックの違いをいつも間違えます。左右ほんとに覚えているのか???と疑いたくなるほど間違えていました。
残念ながら、私が側につきっきりでないとできません。以前、お店でipadの塗り絵で遊ばせたことがあるのですが、もう、私が何も言わなくてもどんどん一人で遊んでいました。その、直感的な使いやすさを思うと、マウスを使って塗るこのやり方はとても面倒です。↓ずーっとこれで遊んでいました。いいな~iPad。欲しい~。
けれど、家にはipadはないから仕方がない。今回は、自分の家にある環境で何ができるかを考えてみました。
6歳児でも簡単だったこと
私が指示を出せば、スキャナは意外にスムースに使えました。これやって、次こうして、、、なんて手順を丁寧に説明すれば6歳でも意外にできるものです。考えることが全くない単純作業だからかもしれません。理屈は全く理解していませんが、ボタンを順番に押していくとこうなる!という体験ができるのは良いかな~と思っています。
おわりに
これから家にパソコンがあるご家庭は減っていくのでしょうか。実際、幼稚園のお友達で、パソコン&スキャナがある家は少ないです。「以前は使ってたけど、新しいのに買い換えるのをやめてスマホやタブレットにした。」という話はよく聞きます。私の偏った感覚かな~と思っていたのですが、現在、パソコンが家にあるご家庭は約78%(総務省|平成27年版 情報通信白書|インターネットの普及状況)あながち間違ってはなさそうです。そのうち、複合型プリンターがあるご自宅はどれくらいの割合なんでしょう。さらに、Windowsユーザーを絞り込むと、、、、。ここまで書いておきながら、あまりこの記事は需要がないような気がしてきました。
逆に、タブレット端末とスマホの保有率はどんどん上がってきています。となると、ペイントでお絵かきをするなんて、ものすごーくマニアックな作業になっていくのかな~とぼんやり考えていました。ipadでお絵かきできたらそっちの方が楽しいに決まってます。
でも、うちのようなIT機器環境で子どもにお絵かきをして遊ばせる方法を考えたとき、このやり方はまあいいかなと思っています。スキャナとペイントを組み合わせたやり方は、自分の絵が上手に見えるので子どもも満足しています。暇つぶしにいかがでしょうか。
今度は子どもと一緒にPaint3Dを使ってみようかな。
情報通信端末の世帯保有率の推移
*総務省|平成27年版 情報通信白書|インターネットの普及状況より
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下書き 娘作
完成作品 娘作
6歳娘が描いた亀仙人。あれ?なんで筋斗雲に乗れてるの?