きっかけ
「お母さん、ドラゴンボールしりとりをしょうよ」
と、娘が言い出しました。
夫が娘を洗脳すべくドラゴンボール関連を与え続けた結果、気が付いたときにはドラゴンボールが大好きな少女になっていました。そんなわけで、ドラゴンボールについてはかなり詳しい娘です。
そういえば、似たような展開が以前もありました。
国旗にはまっている時は、「国しばり」のしりとりをして撃沈しました。
今回は、ドラゴンボールにはまっているので、「ドラゴンボールしばり」のしりとりです。ドラゴンボールに登場する、キャラクター、技、アイテムを順番に言っていきます。
ところが、またもや、あっという間に終わってしまいました。
そんごくう→
ウィス→
スーパーサイヤ人ゴッド→
る????
親子ともに、まったく浮かびません。二人で意地になって調べまくりましたが結局見つかりませんでした。
「る」から始まる言葉を思いだす
前置きが長くなりましたが、「る」から始まる言葉は難しいことを娘なりに実感したようです。
そこで、ドラゴンボールに限らず、娘が知っている「る」から始まる言葉を探すことにしました。大人だったら浮かぶ言葉はたくさんあるけれど、子どもが知っている「る」から始まる言葉はどれだけあるのかを娘を実験台にして遊んでみました。
やり方は簡単、
「る」+「50音」を一通り組み合わせて語句を思い出させるのです。
る+あ 「ルアーだ!」
る+い 「うーん。。。ないな~」
る+う 「るう。。。るー、ルーレット」
(省略)
る+ん 「ない!!」
みたいな感じです。
「あ」から「ん」まで順に組み合わせるまでにかかった時間は約20分。意外にあっという間です。そして、娘がひねり出した言葉は、これ。
ルビー、瑠璃色、ルアー、るりかけす、これらは、絵本や持っているカルタから仕入れた言葉です。
ルクセンブルクやルーマニアは、国旗好きの娘ならではの回答です。
そう思うと、子どもを取り巻く身近な世界で「る」から始まる言葉は本当に少ないんですね。
辞書や辞典で「る」から始まる言葉を探してみる
あまりに少ないので、他にもないかと娘と一緒に辞書や辞典で調べてみると、こんな結果がでました。
■国語辞典
もっとたくさんあったのですが、私が説明できそうなものだけ書きだしました。
ルアー 涙腺 ルー ルーキー ルーズソックス ルーブル ルーム ルーレット ルール 留守 留守番電話 ルビ るまた 瑠璃 ルンバ etc
■植物図鑑
ルピナス ルビホコリ 以上!
■アンパンマン大図鑑
ルカじいさん ルドルフ ルナ ルビー
改めて、漢字で書ける言葉少ないことに気づかされます。もう、ここまでくると、娘の手を離れ、私の方が面白くなってしまいました。
ちなみに、
ポケモン図鑑で調べると、12個。(ポケモンずかん|ポケモンだいすきクラブ)ありました。妖怪ウォッチの図鑑も調べてみると面白そうですね。
なぜ「る」から始まる言葉が少ないか
こちらの記事に面白いことが書かれていました。
【豆知識】なぜ日本語には「ラ行」から始まる言葉が少ないのか - ページ 2 / 2 - まぐまぐニュース!
日本語がどこから来たのか…というのは実はいろいろな説があって、これ! という決定打は今のところありません。ただ、アルタイ諸語…と呼ばれるユーラシア大陸全般に見られる諸言語との共通点がいくつか見られます。そのうちのひとつが「語頭にr音が立つのを嫌う」という性格です。簡単に言えば、「単語の始まりの音はラ行以外になりやすい」ということです。
確かに、ルに限らずラ行で始まる言葉を探すのも難しい。
このことを本気で追及したらすごく面白い研究ができますね。大野晋先生の本を手にとりかけて、子育てでとろけた頭を刺激させようかと思ったけれどまた本棚に戻してしまいました。うーん。迷う。
迷っている本はこれです。
おわりに~歩きながらのんびり遊ぶ
この「る」から始まる言葉探し、暇な道のりを歩いている時に遊びました。しりとりなどの言葉遊びはたいてい歩きながらが多いです。
初めての道を歩くときはワクワクしますが、いつも見慣れた道を歩くときは子どもにとっては暇なんですね。それに、歩きながらの方がひらめくっていうのもあるようです。
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最後に、めちゃめちゃ面白いしりとりアイデアの記事を見つけたので忘れないように記録しておきます。
- 二文字しりとり
- 尻を二文字目に食い込ませるしりとり
- 一文字ずつふえていくしりとり
- 文章しりとり
- 限定しりとり
「尻を二文字目に食い込ませるってどういうこと!!」と笑いとともに突っ込みたくなりますが、読んで納得。大人でも難しいかもしれませんが、面白い。
あと、文章しりとりなんて、文字を書かずにできるものか??と思いますが、Eテレ「みいつけた」のワンコーナー「おてて絵本」にしりとりのルールがくっつくようなものなので、小学生ならできそうです。
紹介されているしりとりの遊び方は、しりとりの楽しみを超えて、超難関ことば遊びです。
たかがしりとり、されど、しりとり、奥が深い。
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