東京現代美術館で開催されている、「きかんしゃトーマスとなかまたち」について前回書きました。大人も遊び心を刺激される東京現代美術館~きかんしゃトーマスとなかまたち(4歳)
今回は、同時に開催されている、「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」
残念ながら4歳の娘にはちょっと難しかったですがそれなりに楽しんでいました。
その様子をレポートしてみたいと思います。
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ヨーガンレールさんの浜辺のゴミで作ったランプ
キラキラ空間に大興奮!とてもゴミとは思えない作品たちです。不思議な空間にテンション上がっていました。でも、小学生くらいだったら、もう少しゴミの問題とか深く感じられるのかな。
岡崎乾二郎さんの作品(小中学生しか入れない展示ブース)
娘が入れなかったのは残念でした。入れない理由が面白かったです。『子どもだけで展示を楽しんでもらいたい。幼児の場合だとどうしても大人が引率する必要がある。するとせっかくの子どもの世界が崩れる。』というような趣旨だったと思います。確かに、子供だけの空間に大人が入るのは野暮ですね。そのかわり、糸電話で中にいる誰かとお話しました。
アルフレド&イザベル・アキリザンと小学生の作品
この巨大なオブジェは小学生が作った小さな家の集合体です。
ここで、お絵かきタイム!自分の考える夢の家を描くことが出来ました。ボランティアのお姉さんたちにお絵かきを褒めてもらえて大満足。一番楽しく過ごした場所でした。でも、用意されているのがちょっと固めの鉛筆。小学生から中学生向けだったかな~。
会田誠さんの作品
娘は、会田誠さんがハイデガーを読みながら絵を描き続けているインスタレーションの動画が気になってみていました。絵が出来上がる様子が早回しされて進んでいくのが面白かったようです。他の作品は暗い部屋の中だったので居心地が悪いらしくすぐ退散。話題の作品をじっくりみることができず残念でした。
家に帰ったら、、、ペンやらクレヨンやらいっぱいひっぱり出して、
「えのぐ、ぐちゃぐちゃ、えのぐぐちゃぐちゃ、、、」
と言いながら遊んでいました。確かに、動画の会田さんは絵の具でグチャグチャ描いていたけれど、、、。
で、出来上がったのがこれ↓
これって、会田誠さんの影響???動画ずーっと見ていたので、、、。
まさかね~
滞在時間と混み具合
8月上旬、平日の午後入場しました。ヨーガン・レールさんの作品の写真を撮って他の方が入り込まないほど空いていました。でも、会田誠さんの作品が話題になったので、土日は結構混雑しそうです。
娘は40分くらい滞在していました。どこに長くいたかというと、、、最後のお絵かきのスペース!お姉さんに声をかけられて嬉しくなってすごーーく頑張ってたくさん絵を描いていました。それがなければ、30分もいなかったと思います。そう思うと、母としては、トーマス&ここはだれの場所&オスカー・ニーマイヤー全部一気に見たかった~。
4歳の娘にとって何が難しかったか?
普通の企画展よりは、小さい子もそれなりに楽しめます。でも、この展覧会をママ友に薦められるか!?というと、迷うところです。なぜなら、この展覧会は、見て感じる部分が多い!!昨年度までは触りまくって感じることができたことを思うと、未就学児にはちょっと物足りなかったかな、でもトーマスで楽しんだからまあいいか。
小学生くらいだったら絶対楽しそう。何より、岡崎乾二郎さんの作品の中に放り込みたい!そう思うと、小学生と未就学のちびっこがいるご家族にはピッタリ???
毎年いろんな視点で企画される夏のプログラム!早くも来年が楽しみです。
終わりに
とにかく、夏、涼しくて天井の高いところでゆるゆる過ごせるのは本当にありがたい。
ちなみに、地下の図書館も好きです。たくさんありませんが美術館ならではの視点でチョイスされた絵本コーナーがいい感じ。閲覧のみで貸出はできませんし、持ち込めるものが限られるという制約がありますが、子どもが飽きたらここで暇つぶしできます。
そんなこんなで、いつもだらだら長く居座ってしまうのがこの東京現代美術館です。そして帰りに、木場公園で遊べる気候だったら最高です。
学校でも鑑賞教育が推進されているので、多くの美術館が子供向けのプログラムをとりいれるようになっているはずです。「えーーー美術館??子どもにはムリでしょう。」と諦める前に、近くの美術館をチェックしてみてください。意外に楽しめるプログラムなどがあるかも。
参考
▼2014年はこんな感じの展覧会でした
▼2013年の展覧会の様子 布であそぶ体験がすご~く楽しかったです。