三輪車から自転車に興味が移行した4歳半ば過ぎにストライダーが我が家にやってきました。
けれど、当時の娘はジャングルジムは登れない、滑り台もようやく克復したばかりという、超恐がり大魔王でした。
そんな娘が意気揚々と乗るようになるきっかけとなった魔法の言葉がありました。
それは、、、
「キキ(娘)!ホウキ(ストライダー)にのって空を飛んででごらん」
「魔女の宅急便」好きの娘に、それはまさに魔法の言葉でした。急に目の色をかえてストライダーに乗りはじめました。最初は蹴りだすことが難しそうだったので体を支えてあげましたが、空を飛びたい(乗りたい)!という意欲が一気に高まったことは、ストライダー上達への近道。
あっという間に乗れるようになりました。身長がようやく90㎝をこえ、運動能力が上がってきたせいもあると思います。あとは気持ちの問題だけでした。
この魔法の言葉が生まれたのにはきっかけがあります。
以前、甥っ子くんが映画「カーズ」を見ながらオモチャの車にのって部屋のなかをビュンビュン飛ばしていました。実際には全然ビュンビュン飛ばしていないのですが、自分がマックイーンになったつもりになって乗るのが恍惚のときらしい。その姿を急に思いだしたのです。娘は車にはとんと興味がなかったので、疾走感をもたらす別ものを考えたとき魔女の宅急便がひらめいたのです。
当時、娘は「魔女の宅急便」が大好きでいろんなものをホウキに見立てて空を飛んでいるつもりになっていました。そんな娘を見ていると、ホウキで空を飛ぶ感覚とストライダーに乗る感覚は、今まで見立てていた他のどんなアイテムより近い気がしたのです。
ねらいは大当たりでした。映画「魔女の宅急便」の中で、主人公のキキが急に空を飛べなくなります。その後、慣れないデッキブラシでなんとか空を飛ぼうとするキキと、ストライダーに上手に乗れない自分とを重ね合わせて乗ろうとしていました。ストライダーに乗って蹴りだす瞬間、集中して、、、「とべ!!」と、小さな声で呟きながら乗っている姿には、笑いがとまりませんでした。
娘の成長を振り返ってみると、「○○になったつもりで遊べる」ようになったから、この魔法の言葉がきいたんじゃないかな~と思います。
4歳でストライダー!?と思われた方もいるかもしれません。娘は背が低いのです。ストライダーにのれるようになったのはようやく90㎝超えた頃でした。ですので、4歳後半でもストライダー適齢期だと思っています。-2.5SDですが、主治医の手厚いフォローによってすくすく育っています。
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おまけ
それにしても、「カーズ」や「魔女と宅急便」を映画館で見た子どもたちがうらやましい。あの疾走感を子どもの時に映画館で感じたかった。
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