毎日止まらない娘の生産ライン。膨れ上がる作品群を整理するのがさみしく思いますが、心を鬼にしてさようならをしています。
なんだこれは???
▼その作品群から、こんなものが出てきました。よくわからないので最初は捨てようかと思いました。
▼チェーンリングを自分でつなげたようです。そして、先っぽには帽子のようなもの。箱にもつながっています。
▼箱には、つまみのようなものと数字が書かれた紙。ペットボトルのふたが、いい感じに、あけるを示しているので、最初は金庫かと思いました。
それにしても、紙の真ん中をきれいにくりぬくとはあっぱれです。相変わらず数字は上手く書けていませんが大目に見てやってください。
▼上から見ると、こんな感じです。数字の紙はちゃんと回るようです。
やっぱり、金庫???そう思ったのですが、
▼「違うよ~、こうやって使うんだよ!!」と娘がセットしました。
ダイヤル式の電話だー!!
ぬいぐるみのために作ってたから、小さい受話器だったんだ!
確かに、チェーンリングは電話線のように見えます。
受話器を置くところはありませんし、電話線の根元の位置はちょっと変ですが、娘にとってお気に入りの電話なんだそうです。
なんというか、電話だと分かったら笑いが止まりませんでした。まだ、この電話で遊ぶそうなのでもうしばらくキープしておきます。
創作意欲は好きな物語から
でも、不思議です。ダイヤル式の電話なんてうちにはありません。実家にもありません。たぶん、現物は見たことないはずです。娘に聞いても、「思い出せない。よくわからない」とのこと。どこで見たんだろう。。。。と、しばらく考えていたのですが、
わかりました、
魔女の宅急便です。
主人公のキキがお世話になるパン屋さんの電話は、ダイヤル式でした。しかも、その電話を使ってキキが注文を受けメモをとるシーンが大好きでした。そこから電話をつくる発想につながったと思われます。
そして、もう一つダイヤル式電話が出てくる娘の大好きなお話がありました。それは、娘の愛読書▼これです。
これに、「空飛ぶ電話」というお話があるのですが、娘は大好き。何回も読んでいました。書かれたのが1971年。当然、スマホもない時代のお話です。電話のかわりにQちゃんが奔走する様子がたまらなく大好きなんだそうです。
多分、最初から電話を作りたいと思ったんじゃないと想像しています。おそらく、チェーンリングをつなげたら、電話線にみえるから電話を作ろうって思ったんじゃないかな。。。もしかしたら、ダイヤル式電話が、自分の手元にないからこそ作りたいと思ったのかもしれません。真相は自分でも分からないようです。
言葉は悪いのですが、娘はあほやな~と思うものをたくさん作っています。それらは、たいてい絵本や映画・漫画にあったものからイメージを広げているようです。あほにかわる良い言葉が浮かばないので使いますが、けなしているわけではありません。あほで、面白くて、笑いが止まらなくて、愛おしくて、捨てられない作品たちです。
あほ作品が量産されているので、また記録していこうと思っています。
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参考:娘が使ったと思われる材料
- ホールケーキの箱
- チェーンリング
- 折り紙
- ペットボトルのふた
- セロハンテープ