秋と言えばどんぐり。公園にいけばどんぐり拾い。毎年拾っているくせに、どんぐりを見つけたら拾わないと気がすまない娘の収穫量は相当のものです。
初めてどんぐり拾いをしたのは2歳でした。小さい手がどんぐりでいっぱいになるのは可愛らしいですね。3歳では、どんぐりがおままごとのお料理の材料になっていました。その時、カップにカランカランと入れるどんぐりの音が心地よくてこんなゲームで遊んでいました。
ビックリするほど簡単ですが、3歳の娘にはほどよく難しく、初めてのボードゲームになったようです。
人数
- 小さい子だったら、2,3人が限界かと思います。順番が待てないので。
- 10まで数えられるようになったお子さんなら楽しめるかな。。。
用意するもの
▼どんぐりたくさん
▼大きめのカップ 人数×2個。(うちはコップ重ねを使っています)
▼サイコロ。大きければ大きいほどいいと思います。なければ雑でいいので、作った方が楽しいです。(小さいサイコロだと娘は遊びません)
▼スコアボード。大人が確認するためのものなので、紙でいいのですが、うちはおえかき先生みたいなのを使っています。
遊び方
サイコロの目の数だけどんぐりをゲットして多い方が勝ちというゲームですが、もう少し丁寧に説明します。
- 先行後攻をじゃんけんで決める
- サイコロをふる
- サイコロの数だけどんぐりをカップに入れる
- ちゃんと数を確認したら別のカップにうつす(カップ2つのうち、一つはサイコロの目を数えて確認する用、もう一つは合計用として使います)
- 順番にサイコロを転がして、たくさんどんぐりをゲットした方が勝ち!(何回戦までやるかは、どこまで数えられるかによります。最初は三回戦からスタートしました。)
ポイント
- 数を覚えたての子って面白い!口では歌を歌うように数を数えてるのに、拾うどんぐりはそのリズムに合わないからめちゃくちゃになります。ちょっと面倒でも、数確認用のカップと合計用のカップをきちんと分けた方が賢明です。
- 三回戦が終わって勝敗を決めるとき、合計を数える前に、見た目で「どっちが多い?」と聞いて予想するといいと思います。数の多い少ないを目分量で判断できるって生活していく上で大切だと思うので。▼僅差でわからないときこそ予想のしがいがあって面白いですね。
- 子どもが数を数えるのに慣れていないと、途中でわからなくなることがあるので、スコアボードに書いておくとよいと思います。▼上段が母で下段が娘です。このときは四回戦までやってますね。
娘のようす
勝敗は、本人の実力とはまったく関係ない「運」で決まるものですが、負けると悔しいらしく「もう一回!!!」と、勝つまでゲームをやり続けていました。先程も書きましたが、本人は数を数えてるつもりなのに、手にとったどんぐりの数は違うことが多くて面白かったです。
あと、サイコロを転がすのが楽しかったようです。ボールを投げるようにボーンって投げながらサイコロの目をだしていました。力一杯投げたからといってよい目が出るはずないのに、毎回全力でサイコロを投げる姿はかわいくてたまりませんでした。
慣れてくると一勝負の回数が増えて5回戦くらいやってました。となると、最高で30まで数えることとなります。10以上の数の数え方は教えでいませんでしたが、自然に歌を歌うように真似していました。めちゃめちゃですが、数を数える必然性があるのはよいことだなーと思いました。五歳現在でも、どんぐりシーズンになるとこのゲームで遊んでます。
数に親しむこと
幼児期の算数教育についてはまったく分かりません。このゲームもたまたま思い付いただけで、これをやったから算数が得意になるとは全然思ってません。どんぐりを使った楽しい暇潰しゲームを考えただけです。でも、意外に算数につなげられるいろんなことやってるなーと思います。
- 1~6までの数をきちんと数えることができる
- どっちが多いか比較して考えることができる(見た目、数)
- 10以上の数に触れる
- 数字に触れる
- 数の合算を感じる
知育的に良いかどうかは不明ですが、数に親しんでるようなのでいいかな~と思っています。
算数教育に詳しい方、もし他によいやり方があったらぜひ教えてください。
おわりに
どうしてサイコロを作ったのか思い出せません。酔っぱらってなんとなく作ったのかな。。。私が作ったことには間違いなさそうですが、全く記憶にありません。立方体に丸いシールを貼っただけの超簡単サイコロですが、思いのほか良く使っています。一辺が15㎝くらいのものですが、ボールのように転がして遊んでいます。サイコロの目は、数字じゃなくてシールを貼って数で表しているのは我ながらよかったと思います。娘は数字の意味と数の意味が結びついていなかったので良いきっかけになりました。
秋、大量に収穫したどんぐりを持て余したらいかかでしょうか。
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おまけ
数で遊ぶ下地を作った絵本は間違いなくこれです。 数に親しむことと、数字に親しむこととの違いを私に教えてくれた絵本たちです。でも、、、絶版なんです。。。
図書館で見つけて親子ではまりました。私の方が分からない。。。という愚かな母を娘に露呈しながら読んでいました。特に、この「ふしぎなきかい」は何回借りたか分からないくらい借りています。
他にもっとあった気がしますが、パッと思いだせずすみません。
絶版になったかわりに、▼こちらの本が出版されています。
でも、私は絶版になった絵本の方が好きだな~。
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かずといえば、、、
以前テレビで、数の概念が2までしかない少数民族のドキュメンタリーを見たことがあります。確か、3という言葉がないのです。言葉としては「たくさん」になってしまうのです。でも、種をまくときには、その1・2という数字の組み合わせだけで、複雑なことをこなしていました。少ない数字しか知らないと言ってしまえば稚拙かもしれないけれど、その組み合わせ方を見るとかなり高度な数学を扱っていて不思議だな~と思いました。逆に言うと、数を100数えられることより、少ない数を数学的に扱える方が大切なのかもしれないと、素人ながらいろいろ考えてしまいました。