ついに、プリンセスブームが到来しました。
娘の様子を見ていると、来ないんじゃないか?と思っていたのですが、やってきました。
そこで、娘がプリンセスが好きになるまでどんなキャラクターを愛していたかを振り返ってみたいと思います。
娘の「好きなキャラクター」とは何か??
本題に入る前に、この記事でいう「キャラクター」について「私はこう思っている」という定義をしたいと思います。
一般的な解釈じゃなくて、この記事に書きたい「好きなキャラクター」についての定義です。
1.オリジナルキャラではなくて、商品化されているもの
今回はどんなメディアからの影響でプリンセスが好きになったのか?ということを考えてみたいので、商品化されているキャラクターに絞って考えてみたいと思います。また、この記事で登場する「好きなキャラクター」とは、商品を購入するほど大好きというものをピックアップしました。
2.娘のごっこ遊びに登場するキャラクターであること
見てて楽しい!という代表的なキャラはワンワンです。でも、ワンワンやウータンでごっこ遊びをするかといったら絶対しませんでした。寝ても覚めても”このキャラクター”でごっこ遊びをするのが至福の時というように、娘のごっこ遊びの中心にでーんと居座るようなコンテンツだけを取り上げてみたいと思います。
3.マイナーすぎるものではなく、幼児期に触れるであろう一般的なコンテンツ
夫の影響からか、一般的なお子さんがはまらないものにも夢中になっている時もありましたが、今回は一般的なコンテンツを抽出します。
プリンセスブーム到来までの好きなキャラクターの移り変わり
2歳 メルちゃん
5歳 ズートピア➡プリンセス(シンデレラ)➡ソフィア
2-3歳
お人形遊びのスタートはメルちゃんでした。
「ご飯はいどうぞ~」から始まり、お着替えなどして遊んでいました。
その後、「ごはんどうぞ~」とやってもらうのが、アンパンマンの人形に変わります。次に、ロールパンナに強い愛着を抱くようになり、何でもかんでもロールパンナ!という時期がありました。ロールパンナが困った人形を助けるというような簡単なストーリーを作って遊んでいました。
4歳
4歳になり、トトロに登場するメイちゃんと同じ年になったので、映画を見せたところ、トトロごっこ始めるようになりました。祖母にトトロの人形を買ってもらい、トトロの物語を演じで遊ぶようになりました。
トトロから始まったジブリ映画視聴。次にはまったのが魔女の宅急便のキキでした。猫が登場したり、空を飛んだり、ホットケーキを焼いたりと、娘の好奇心をくすぐる場面が多く、映画の場面のセリフを真似して遊んでいました。(5歳現在でもやっています)
キキごっこをするのと同じくらいの時にクックルンにもはまりました。自分より少し上のお姉さんが変身をする!というのがたまらなくときめくらしいです。よく、一人で踊っていました。
5歳
ズートピアを見てから、トトロ・魔女の宅急便と同じように主人公のジュディになりきって遊んでいます。
そして、
シンデレラを見せました。正確に言うと、2-4歳の頃にもシンデレラは見たことがあるのですが、まったく興味なし。ところが、5歳になってもう一度見せると、もう夢中です。毛布やら風呂敷やらを体に巻き付けて遊ぶようになったので、初めてドレスを買ったり作りました。
シンデレラが好きならば、、、とソフィアを見せると、、
これも、ようやくはまりました。ソフィアも、4歳や5歳になったばかりくらいの時に見せているのですが全く興味なし。ソフィア好きの友達が近くにいましたが、全然プリンセスに向かわなかったのです。
なぜ娘は5歳までプリンセスにはまらなかったのか
4歳の時にこんな記事を書きました。
【おすすめおもちゃ】赤ちゃんのときに買えば良かった、シフォンスカーフ - こどものあそび観察日記
4歳の時にはシフォンスカーフで姫ごっこをしているのですが、キャラクターを用いた姫ごっこというより、今思えば女の子らしいひらひらしたものを身に着けたいだけでした。ここで、不思議に思うのが、ひらひらしたものを身に着けたいくせに、プリンセスの物語やキャラクターデザインに興味がないのはどうしてなんだろう?という疑問がずーっとありました。幼稚園で、そうういうプリンセスごっこしている友達はいるらしいのですが、娘は興味なし。担任の先生、本人談。
しかし、ようやく「ソフィア」が面白いと思って見ることができるようになって初めてその理由が分かったような気がします。
理由その①
アニメのストーリーが理解できるようになったからかも。
ソフィアを初めて見たとき、セリフが多すぎてついていけてないのには気が付いていました。でも、物語なんて理解していなくても、映像が好きなら見ればいいのに途中で飽きてしまうのです。そのままキャラクターに愛着をもつことができずフェイドアウトしてました。 それがようやく、アニメの内容を理解し自分の日常に置き換えれるくらいの言語能力?が身について初めて本物の「プリンセスごっこ」ができるようになり、シンデレラやソフィアへの愛着が沸いてきたようです。
理由その②
シンデレラやソフィアのキャラクターデザインに慣れるのに時間がかかったからかも。
私自身が幼い頃ディズニーに登場する等身大の人間描写が大っ嫌いでした。二頭身、三頭身で描かれるキャラの方がかわいいに決まっていると信じて疑わない子どもでした。同じように、娘はアンパンマン・ロールパンナに長く深くどっぷりはまっていたのでそこから抜け出すのにも時間がかかったと思われます。もし、子どもが誕生して身近にアンパンマンやドラえもんがいなかったら、子どもたちのキャラクターの好みはどんな風に変遷していくのかとても興味深く思います。
理由その⓷
お父さんのせいかも。
ことあるごとに、「お父さんはプリキュアが嫌い。キラキラしたものも嫌い。それより、これが好き!」と、ガンダムやベビーメタルを押し付けていました。お父さんが大好きな娘は、健気に「お父さんが嫌いなものは好きになっちゃいけない」なーんて思っていたかもしれません。今も、お父さんがいる前では、プリンセスドレスを着て遊ぶことは少ないです。ベビーメタルは嫌いではなさそうですが、お友達の中ではマイナーすぎる。。。
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いずれにせよ、何かを身にまとって変身したい!という願望とプリンセスの物語が楽しい!と思える時期がちょうど重なったのが娘にとって5歳という遅い年齢だったようです。
おわりに
子どもの好きなキャラクターの変遷は面白いです。ついつい、他のお友達のキャラクターの興味の移り変わりも聞いてしまいます。男の子も、戦隊ものに興味が出るのはいつなんだろう。どうして、電車は好きなのに車じゃダメなんだろう。などと一人いろいろ考えてしまいます。
子どもをもつもの同士が集まる時の話題の一つとしていいですね。
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参考
ラウンドキャラクターとフラットキャラクター
キャラクターの定義付けで参考にしたのがこれ、知恵蔵2015の「キャラクター」に関する解説です。
キャラクター
(一部省略)
イギリスの小説家E.M.フォスターが『小説の諸相』(1927年)で示した、フラット・キャラクター(flatcharacter)とラウンド・キャラクター(round character)からなる基本類型である。前者は二次元的で深みと複雑さを欠き、物語の推移のなかで発展していくことがない。後者はそれとは逆に、三次元的で奥行きを持ち、物語の展開と共に変化していく。ほかに、個々人の特性を表すインディビジュアル・キャラクター(individual character)と階級・職業を表すタイプ・キャラクター(type character)による二分法がある。
ここで書きたいのは、ラウンド・キャラクターなんです。娘が作り出すごっこ遊びの主人公であり、(稚拙ではありますが)娘の作るお話の展開とともに変化していくキャラクターについて書きたかったのです。そういう意味では、いないいないばあ!の「わんわん」は娘の幼少期に欠かせない大切なキャラクターですが、彼女にとってそれはラウンド・キャラクターではなくフラット・キャラクターなんです。
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シンデレラ好きの娘のために購入したドレス
ところが、サイズが大きすぎてひどいありさまに。2着も買うなんてもったいない。。。と意地になって、娘のサイズに合うドレスをもう一着作りました。簡単にできたのでいつか紹介できればと思います。
プリンセスドレスなんて、どう遊ぶんだろう?と思いましたが、これを着ている時間が至福の時なんですね。普通のおままごとを、プリンセス風の言葉使いに変えて遊んでいます。そしてプリンセスは魔法が使えるらしく、魔法をかけて遊ぶのが楽しいらしい。
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