Eテレ「みいつけた」で、お風呂のおけが鏡にくっついた投稿写真が紹介されていました。
ずいぶん前の放送だったのですが、娘がやりたいというので、いろいろ試してみました。今回は、そんなお風呂でおけをくっつけて遊んだ話です。
娘のやり方
まず、娘が挑戦。ところが、全然くっつきません。
体を洗った桶のお湯を空っぽにして、そのまま鏡にピタッとくっつけるだけ。
どれだけ抑え続けても、桶はズルズル落ちてきます。
【条件】
娘が挑戦したときの条件はこんな感じでした。
- お風呂の温度が40℃くらい。湯船の中に桶をいれて遊んだりもしていたのでかなり温まっていた。
- 季節は春、朝晩はストーブを使うくらいの気温。
- お風呂の室内は、湯気で温まっていて肌寒さを感じないくらいの温度。
- 鏡はひんやり。
お風呂のおけを鏡にくっつける方法
「くっつかな~い。」と、泣きごとを言う娘の様子を見ていたら、投稿写真のようにくっつけたいという欲求が私も沸いてきました。そこで、娘の時と同じ条件でこんな風にやってみました。
- おけをお湯の中に入れて十分あたためる
- 鏡におけをぴたりとくっつける
- お風呂のドアを全開にし、換気扇も回して一気に気温を下げる
- 15~20数えたら、そっとおけから手を離す
- くっついた!
何回か試したのですが、だいたい同じくらいの時間でくっつきました。ヨーグルトのプラスチックカップでもくっつきました。
子どもにこの原理をどう説明するか
きっと、お味噌汁の蓋が開かなくなる原理と同じですよね。(詳しい理由は次回)
娘に「なんでくっつくの??」と聞かれると、なんて答えてよいのやら。5歳児に分かるように説明するのは無理です。そこで、こんな風に答えました。
「なんでだろうね~」
大きくなって、空気の性質を勉強をするときに、「あ、お風呂場で遊んだ時のあれだ!」とその日の出来事につながってくれたらいいなと思いました。
おわりに
結局このおけは、24時間吸盤のようにお風呂にくっついていました。外そうと思っても、全然とれません。夫が力まかせにとろうとしましたが、びくともしません。
新しくお風呂で遊べるネタが増えて嬉しいです。
娘には、あえてこの原理を教えませんでした。でも、今は知らなくてもいつかこのことは勉強するから、理由はちゃんと説明できるくらいになってた方がいいな~、と思って記事にしようとしたら、あれ?私しっかり理解できていない。
自分は分かってるつもりだったのですが、説明しようと思ったら、あれ?なんだったけ?私全然分かっていないことに気が付きました。
最初、
熱いお味噌汁のお椀の蓋が開かないのは、中の気圧が下がって外の気圧に押されているから
と、思っていました。ところが、中の気圧はなんで下がるの?ってもし突っ込まれたら、パッと答えられません。
そこで、次回は、「なぜお風呂のおけは鏡にくっつくのか」その理由について考えたことを書いてみたいと思います。
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