前回は、そなエリア東京の目玉である、『東京直下72hTOUR』について書きました。その続きです。今回は、それ以外の楽しみ方についてレポートします。
津波体験コーナー
無事、東京直下72hTOURを終えると、津波体験コーナーがあります。写真を撮り忘れたのですが、壁全体に地震によって津波がどう起きるか分かりやすく描かれています。しかし、6歳の娘にはまだ難しいもよう。じっくり見られませんでした。
その後、2階の防災学習ゾーンに進むことになります。
パネル展示
社会科見学の子どもたちがメモをとらされるであろう、様々な展示がされています。私はもっとゆっくり見たかったのですが、娘には難しすぎるのでスルーです。残念。
でも、イラストパネルはじっくり見ていました。これは避難所で活躍したおもちゃについて紹介されています。
パネルに展示されていたイラストのほとんどはこちらでも見ることができます。めちゃめちゃ分かりやすいので、ぜひ一度ご覧ください。
そなエリア東京のイラストデザインって全部カッコいいし、超絶分かりやすいんですよね。しかも、見覚えがある。このイラストレーター誰だっけ、思いだせない、、、と思いながら家に帰っていろいろ検索したら、寄藤文平 さんでした。さすがです。どおりで娘が食いつくはずです。寄藤文平さんについては最後に触れたいと思います。
防災ゲームコーナー
こちらではNPO法人プラス・アーツをはじめとする様々な団体が提案する防災意識を高めるゲームが展示されていて、実際に遊ぶことが出きます。
▼防災カルタ 娘にはこれがちょうど良かったです。
▼NPO法人プラス・アーツ - なまずの学校こちらのサイトで購入することができます。
▼NPO法人プラス・アーツ - 防災すごろくゲーム「GURAGURA TOWN」さらに面白くなってバージョンアップ!
これも、プラス・アーツのshopから購入することができます。時間がかかりそうだったので今回はパスしました。
防災折り紙体験コーナー
▼広告やチラシなどで作れるお皿やコップの作り方を体験できます。娘はこれが楽しくてしばらく滞在していました。
アニメ『東京マグニチュード8.0』
約20分のアニメを座って見ることができです。ストーリーは、、
中学生のお姉ちゃんと小学生くらいの弟が二人でお台場に出かけている最中に大地震に見舞われた。そんな中で、子ども二人でどうやって生き抜くか。無事に家に帰ることができるのか
というお話です。災害時の様子が細かくシュミレーションされているようなので、ぜひ見るべきアニメなのですが、、、。
私はこれ、見られませんでした。娘が誕生する前は戦争ものでもなんでも映画を観ることができましたが、産後はダメです。特に、子どもに被害が及ぶものはもう見られません。でも、防災アニメとしは本当によくできています。もともと、テレビで放映されていたものを、約20分にまとめたものです。娘が親になる前に見せたいアニメですね。出産してからでは絶対見られません。
東京マグニチュード8.0 〜悠貴と星の砂〜 (竹書房文庫 た)
- 作者: 高橋ナツコ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 66回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
液状化現象実験
1階の入り口付近にこんな実験装置が用意されていました。
▼砂の入っているペットボトルの横をトントントンと優しくたたき、プチ地震を起こすと、、、、
▼中からビー玉が出てきました。
▼これと同じ現象で、マンホールなどが地中から飛び出てくるんですね。
屋上庭園
頭を使ったら少し、体も動かしたくなります。そんな時は、屋上庭園へ。写真はとれなかったのですがベンチもあり、のんびり過ごせます。天気が良い日はここでお弁当も食べられそうです。
そなえカフェ
私たちはここでご飯を食べました。軽食をここで注文することができます。おにぎり、スープ、非常食定食などがありました。(非常食定食は売り切れていましたが。)大食いの夫にはまったくもって物足りないメニューですが、小食な娘と私にはちょうど良かったです。
テーブルと椅子は自由に使えるので、お弁当持参でも大丈夫です。
BBQエリア
広い土地を生かして、BBQができるようになっています。すごーく惹かれるのですが、酔っぱらって子連れで帰ることを思うと、利用するのにかなり勇気がいりますね。まあ、飲まなきゃいいんでしょうけど、BBQやるならやっぱりビール飲みたくなってしまいます。東京臨海広域防災公園 そなエリア東京バーベキューガーデン | デジキュー BBQ場
広い芝生で遊ぶのに便利な、ボールや縄跳びが無料で貸りられます。手ぶらできて、芝生で遊べるグッズが借りられるのは本当にありがたいです。
災害お役立ちリンク集
そなエリア東京で得たサイトや、この記事を書くにあたって参考になったサイトをまとめておきます。
■家族向け安否確認システム Familoca(スマホアプリ)
緊急地震速報と連動して、家族の位置情報を知らせてくれます。さらに、身の危険を感じたときに、ボタン一つで家族に知らせることもできます。子どもがどこにいるかを、地図上で確認することができます。防災アプリってたくさんあるんですね。知りませんでした。今、いろいろ試しているところでわが家はまだ導入していません。『そなエリア東京』では推奨されていました。
■ARハザードスコープ(スマホアプリ)
これ、興味のある方はぜひ一度試してみてください。でも、「ARハザードスコープ」は東京23区限定ですが、名前を変えて他の地域バージョンもあります。
GPSと連動させてカメラで撮影された映像に防災情報がうつされます。ポケモンGOと同じような感じで、画面にポケモンの代わりに避難場所ここから何キロという感じで出てきます。災害時というより災害学習としての役割が強いですね。でも、アプリとしてとても興味深いです。どうやって災害危険度を認知させているんだろう?といろいろ考えさせられます。
■地震ITSUMO
特に、この地震イツモノートが秀逸です。すぐに読めるので、この記事を見た方はついでにぜひご覧になってください。
書籍にもなっています。
■つくってまもろう
「懐中電灯は、単一電池(太いやつ)なのに、単三電池(ちょっと細いやつ)しかない。」そんな時諦めちゃいますよね。それを、どうしたら使えるようにするか。知恵と工夫でのりきったアイデア集です。ほかにも、キッチンペーパーでマスクを作るなど、目から鱗の素晴らしいネタ満載です。動画でとても分かりやすいのでつい全部見てしまいました。
■首相官邸より災害の備えについて
意外にこのページがシンプルにまとまっていて見やすいです。
■トクする防災
日本気象協会が運営するサイトです。備蓄用品の具体的な数が書かれているのでとても参考になります。
家族5人なら、3日間で必要なお水は45L。つまり、3人家族なら、27L。2L×6本入りのダンボールを二箱では心もとないんですね。トイレは5人で75回分、3人なら45回分は、最低用意しなくてはならない計算です。
おわりに
思い付きでふらりと訪れた『そなエリア東京』ですが、行って良かったです。家族を守らなくてはと思うと真剣に考えさせられます。子どものためというより自分のために行ってよかったな~と思いました。
それに、子連れでおでかけして、適度に空いている環境は本当にありがたい。レゴランドのような刺激的なものはありませんが、ゆっくり過ごせるのはありがたかったです。前回も書きましたが、お台場は子ども向けの楽しい施設がたくさんあります。それらと組み合わせるとよさそうですね。
あと、前回の記事に付け加えたいことがあります。娘の場合2~5歳だったら恐くて無理だったと書きましたが、娘は超こわがりです。怖くて、プリキュアの戦闘シーンもだめでした。戦隊ものが好きなお子さん、シン・ゴジラなどを見られるお子さん、少し暗いところも大丈夫なお子さんだったら『東京直下h72TOUR』も行けると思います。
人混みのストレスを感じず過ごせたあと、私たちは、海浜公園の方に足を延ばして海で遊び、帰宅しました。
そなエリア東京
園地の開園時間 | 6:00~20:00 |
---|---|
休園日 | 年末年始および臨時休園日があります。 |
防災体験学習施設の利用時間 |
9:30~17:00(入場は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)年末年始および臨時休館日があります。 |
料金 | 入園料・入館料無料 |
スポンサーリンク
おまけ
寄藤文平さんのお名前をご存知なくても、このイラストは見たことありませんか?
*写真は全部Amazonの商品ページにリンクされています。
この雑誌で特集が組まれていました。作品を見ると、あ~あのポスターの方か!とお気づきの方は多いと思います。作品の一部がこちらに掲載されています。
東京メトロのマナー広告ポスターの「家でやろう」シリーズが有名ですね。
http://www.idea-mag.com/idea_magazine/347/
寄藤さんのイラストは好きだったのですが、すっかり忘れていました。家にも何冊か、寄藤さんが携わった装丁の本があり、その絵を娘は2,3歳頃よく見ていました。なんだかんだで、親しんでいるイラストだったのです。
娘のように小さな子どもにも、イラストで防災のことを伝えられるって素晴らしい。優れたイラスト&デザイン作品に出会わせるという意味でも、『防災イツモノート』は買ってよかったと思います。