こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

小学校に入学する娘のためにスマホを用意した

小学校に入学するのを機に、娘用にスマホを与えることにしました。

言葉だけを見ると、「えー、ちょっと早いんじゃない?」って心ざわざわしますが、何てことはありません。

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私のスマホのお下がりです。wifiは切ってますしsimも入ってないので電話も使えません。

スマートフォンなのに、phoneの機能がoffになってる”まぬけ”なスマホです。

新1年生の子どもに”まぬけな”スマホを与えた理由

どうして、こんな”まぬけ”なスマホにしたかというと、娘用のCDプレイヤーが壊れたからです。

もうすぐ小学校入学というイベントもあるので、無駄な出費を控えたいところ。でも、家に居る時間が長い娘にとって気持ちを盛り上げる音楽は必須。

家族用のタブレットは、我が家にはありません。(いつか買おうと思っているうちに年月が過ぎています。)そんなわけで、「じゃーお母さんのスマホで私の好きそうな曲流してよ。」っていうリクエストの連発で面倒くさい。

 

そのリクエスト連発に私が耐えられなくなって、

娘にスマホを与えてしまえ~と、今までCDで聞いていた音楽を古いスマホにうつしました。昨年より、文字がかなり読めているので、今なら娘管理のスマホにしても私のストレスが少ないと思うようになりました。

古いとはいっても、HTC J One HTL22。 当時(2013年)発売のAndroidスマホの中でもハイスペックモデルです。初めて買ったipodや昔のデジカメに比べれば超優秀。音も画質も申し分ありません。

使いに使い倒してバッテリーの消耗が激しくなったことと、一部破損が見られ昨年泣く泣くモデルチェンジしました。でも、子どもがちょっと遊ぶ分には問題ありません。

とにかく音楽再生機器をお金をかけずにどうしたら良いかと考えた結果、スマホを娘に与えることにしました。

どんなアプリを使わせるか?

娘が遊びそうなアプリだけをトッブ画面に残しました。

今娘が自由に使ってるアプリはこれ。

*画面にGoogleMapのアイコンがありますが、残しているだけでWi-Fiつなげていないので使えません。

ほぼ、HTCのデフォルトアプリ。

もっといろんな機能を使いこなしているお子さんから見れば、ショボくてちょっとかわいそうな気もします。

Wi-Fiつなげて、youtubeくらい見られるようにしてあげてもよかったのかもしれませんが、、、子どもに管理を全部丸投げしてセキュリティのことを考えるのは面倒くさいので保留にしました。

今後、気が向いたらもう少し娘が楽しめるアプリを増やそうと思いますが、今回はあくまで音楽再生機器としてのスマホを与えることが一番の目標なので、暫定的にこんな感じです。

娘の遊ぶ様子

■音楽アプリ

音楽は意気揚々と使いこなしています。今までリビングでしか聞けなかった音楽が、いろんなところで聞けるのは嬉しいらしく、毎日朝・夕・夜、かけまくっています。で、聴いている曲が、ズートピアのTryEverythingや、ムジカピッコリーノ。そして、プリキュアドラえもんごっこ遊びの気分を盛り上げるには最高らしいです。

時々、部屋に閉じこもって一人悦に浸っています。

 ■カメラアプリ

おもちゃのカメラは、ほとんど使わなかった娘ですが高画質な画像に満足しています。ちょっとしたお散歩ならスマホ持って、写真をバシバシとっています。お花の写真撮るだけでも楽しい。でも、いつか急激に飽きる日が来るかもしれませんね。

 ■電卓

娘の生活にあるものの延長線上にあるものの方がいいのかな~と思って、なんとなく電卓をTOP画面に配置してみました。すると、ねらいはあたり、なぜか、電卓で足し算引き算をして遊んでいます。電卓の使い方なんて教えたことないくせに、使いこなすっていうのも不思議です。

ボイスレコーダー

以前、ズートピアのニンジンペンが大好きでよく遊んでいました。このニンジンペンは声が録音できる優れもので、物語の中でも重要な役目を果たします。そこで、これもTOP画面に配置したら、使いまくりです。

なんか、もうめちゃめちゃです。アホな歌を作って録音したり、スマホをマイクがわりに自分の一人芝居を録音しています。聞くに耐えない雑音ばかり製造していますが、本人は楽しくて仕方がないらしく、ゲラゲラ笑っています。

■フラッシュライト

文字通り、暗い部屋で懐中電灯として遊んでいます。

■時計

目覚まし時計のセットが、普通の時計と違うのが面白いらしく、自分でいじっています。時々間違えて、私が辛い思いをしていますが、、、。

小学校生活に慣れるために、自分のスマホで起きる!!って良いモチベーションのようです。想像しなかった効果でした。

■その他のアプリ

他のアプリは娘からは見られないようにしています。今後様子を見て使えるアプリも増やして行こうかと思います。

娘に”まぬけ”なスマホを持たせて一番良かったこと

今は、”まぬけ”なスマホですが、いつか、Wi-Fi接続されているスマホをもつ日が来ます。その時の心の準備を、私ができそうな気がしたのが一番良かったことです。

それに、通信接続をすることで、できること、できないこと、その違いを体感する機会っていいかもしれないと思います。

私と娘のペースで自然に生活の中にスマホが溶け込んでいけたらいいな~と思いました。

IT教育について考えさせられる記事

スマホをいつ、子どもに持たせるかはいろいろ考えていました。そんな私を後押しすることになった記事をいくつか紹介します。

▼10歳以下のお子さんは中毒になりやすいということが書かれています。

gendai.ismedia.jp

▼幼稚園からオンラインゲームをしているということが書かれています。

cybozushiki.cybozu.co.jp

cybozushiki.cybozu.co.jp

一見対照的な記事に見えるのですが、共通点もあります。

アイライクの創業者でフェイスブック、ドロップボックス、ザッポスのアドバイザーでもあるアリ・パートヴィは、ユーチューブやビデオゲームなどの「消費される」時間と、スクリーン上で「創造する」時間を明確に区別すべきだと指摘する。

ジョブズは自分の子どもにiPadもiPhoneも触らせなかった(ニック・ビルトン) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

 

子どもっていろんな石を集めたり、紙を切って分類するとか、収集が好きでしょう。
それと同じ感覚で打ったら出てきた文字を図鑑のように集めたり、画像をWebからとってきて保存したりとか。デジタルでもリアルと同じことをするんだっておもしろかった。行動パターンは普遍的。

「外で遊ぼう」「人との対話が大事」なんて子どもにとって余計なお世話──実践子どもIT教育 | サイボウズ式

サイボウズ式に登場するIT教育では、小さなうちからどんどんPCやスマホ、ゲームをやらせているように見えるかもしれないけれど、創造的な時間もとても大切にしているように感じます。紙や鉛筆の代わりの表現方法として、スマホやPCを操っているようにも思えます。

子どもの資質や性格にもよるので、みんながみんな同じようにはならないと思います。どうスマホやPCとかかわらせるか迷ったとき、これらの記事は考えるヒントがたくさん詰まっています。

この記事を読んで、創造的に遊ぶ子供の時間が確保されるならスマホを渡してもまっいいかっと思えるようになりました。

 

おわりに

スマホの与え方って悩みますよね。まさか、こんなに早くに持たせようという気になるとは思いませんでした。娯楽としてというより、遊びを豊かにする道具としてまずは与えてみようと思ったら、自分の中ですっきりしたのです。

このやり方が良いことかどうかは分かりません。おススメですよ~なんてとても言えません。もしかしたら、数カ月後には違うことを書いているかもしれません。でも、まずは娘にスマホを持たせて、その結果どうなっていくのか?というのを記録に残してみたいな~と思って、記事にしてみました。スマホ・PCとのかかわりの記事については年単位のスローペースで更新していきたいと思います。