本来のこのブログの趣旨とは違いますが、新1年の子どもをもつ親として書かずにいられなくなり記事にしました。
ずいぶん昔、私の教え子が連れ去り事件にあいました。だまされて車に乗せられたお子さんが、赤信号の時に自力で抜け出して助けを求め、奇跡的に大事にはいたりませんでした。小学校1年生になったばかりの、まさにこの時期でした。その時の親御さんの心中を思うと胸が張り裂けそうです。
さらに、新潟の事件が大きく取り上げられている今まさにこの時に娘があやしい人に声をかけられました。たまたま夫が近くにいてすぐに助けたので大事にいたりませんでしたが、新学期そうそう穏やかな気分ではいられません。
今、娘の登下校が心配でなりません。
忘れていた警察官の方のいろんな言葉が思いだされるとともに、娘に伝えなくてはという気持ちが沸いてきます。
そこで、防犯について、娘に何をどう伝えればよいのか備忘録がてらまとめたいと思います。
普段から気を付けること
防犯ブザーについて
- 防犯ブザーはすぐにならせるように利き手と逆の肩ベルトに着ける*1
- 防犯ブザーを鳴らす練習をしておく
逃げる場所について
- こども100当番の家を親子でチェックする
- 人が多そうな通りを親子でチェックする
- 通学路内にあるコンビニやスーパーなどのお店でお買い物し、慣れておく
普段から防犯について話しておく
- 知らない人についていかない
- 知らない人の定義を確認しておく
- あやしい人の定義を確認しておく
- あやしい人に出会ったらどうするか話しておく
どういう人が知らない人か
▼知らない人の定義を確認するにはこの記事が最高です。
セコム|【シリーズ 新1年生のための安全教室 パート1】 防犯の基本「知らない人」ってどんな人?|子どもの安全ブログ
こちらはその記事の一部ですが他にもたくさん書かれています。
子どもは、親しげに声をかけてきた人や何度か見かけたことのある人を、「知っている人」と思ってしまうことがあるのです。子どもに「知らない人」を理解させるには、具体的に定義づけてあげるとわかりやすいでしょう。
<こんな人は「知らない人」>
□ 初めて見る人
□ 名前を知らない人
□ 住んでいるところを知らない人
□ お父さん、お母さんが知らない人<さらに具体的に...こんな人も「知らない人」>
□ ときどき挨拶を交わすが、名前や住んでいるところを知らない人
□ 近所でよく犬の散歩をしているが、名前を知らない人
□ よく行くお店で働いているが、お母さんの知り合いではない人
どういう人があやしいか
あやしい人に出会ったら
逃げ方
- ランドセルやかばんは捨ててもよいことを伝える*5
- 逃げる時は人がいる方向へ向かう
叫び方
- 「助けてー」「嫌だー」「やめてー」「ギャーー」とにかく大声で
- 「110番してください」「警察呼んで~」と叫ぶ(でもまだ難しいかな)
直接警察官の方から聞いたのですが、110番に電話するのはかける方も勇気がいるんだそうです。確かに、自分が110番する身になったら躊躇します。なので、「助けて~」、「やめて~」というより、「110番してください」「警察呼んでください」と叫んでもらった方が、聞こえた方が躊躇なくダイヤルできるそうです。
こんな誘い文句には気を付けなさい
- ○○の場所はどこ?連れてってくれない?
- お母さん(家族)が事故にあっちゃった、おじさんが病院に連れて行ってあげる
- かわいい子猫が生まれたよ。すぐそこだからついてきて
- Aちゃんのパパだよ。ママの代わりにお迎えにきたよ。(Aのパパを装うが、子どもはAのパパと面識がない。Aは、犯人が適当に考えた名前で引っかかればラッキーな感じでよくある名前を使った)
- このへんにお財布を落としちゃった。見てない?一緒に探してくれない?
▼こちらの記事はもっとたくさん誘い文句が紹介されています。親なら一読すべきページです。
おわりに
私は防犯に関してプロでもなんでもありません。娘が事件に巻き込まれ恐怖におびえる一介の母です。
新一年生になったばかりの娘に膨大な防犯知識を教え込むことは恐怖心をあおるばかりで現実的ではないといろいろ考えていました。
そこで、
私が個人的に当時の警察の方から聞いた内容や、セコムISの舟生岳夫さんのブログ、NPO法人日本子どもの安全教育総合研究所の宮田美恵子さんのwebサイトや、新聞記事を参考に、とりあえずこんな備忘録を残してみました。
正直この防犯意識でよいかどうかは疑問ですが、新1年生になったばかりの今の段階で
- 娘に伝えられること
- 娘が理解できそうなこと
- 娘ができそうなこと、できてほしいこと
を中心にまとめました。娘バージョンなので参考になるか分かりませんが。
もし、この記事を読んで防犯について気になられたら、ぜひ、▼こちらのブログをお読みください。もう、目から鱗のことが山ほどあります。少しずつ言い続けることが大切だと思わずにはいられません。こんな私のぺらっぺらの情報より、こちらのブログをブックマークしてください。
*1: セコムIS舟生岳夫氏より
*2:女児が所持した傘、持ち去りか 遺棄現場から見つからず:朝日新聞デジタル NPO法人日本子どもの安全教育総合研究所宮田美恵子氏より
*3:女児が所持した傘、持ち去りか 遺棄現場から見つからず:朝日新聞デジタル NPO法人日本子どもの安全教育総合研究所宮田美恵子氏より
*4:女児が所持した傘、持ち去りか 遺棄現場から見つからず:朝日新聞デジタル NPO法人日本子どもの安全教育総合研究所宮田美恵子氏より
*5:女児が所持した傘、持ち去りか 遺棄現場から見つからず:朝日新聞デジタル NPO法人日本子どもの安全教育総合研究所宮田美恵子氏より