忘れもしない5年前。2013年の6月のことです。はじめて六本木で開催された『デザインあ展』は、最悪でした。会期終了間近の休日の昼下がり、並んだ時間は2時間近かった。せっかく、娘を夫に預け束の間の一人の時間と思ったのに、延々と続く列に並んで一人ため息をつきながら待ち続けていたのは辛く、苦い思い出が刻み込まれました。そして、あんなに並んで入ったのに、人・ひと・ヒト。せっかくの作品を感じ取る余裕さえないまま会場を後にしました。デザインで、デザインあ展の混雑なんとかしてーって思ったけど、私も甘かった。
会期中で、最も混むであろう時期&時間帯に行ってしまったことが一番の原因です。
あの時の二の舞は絶対しないぞと心に誓い、2018年夏開催される『デザインあ展』は娘を連れてゆったり見れる方法をいろいろ考えました。
今回は、作品の内容についてはまず置いておいて、混雑状況と子連れで気を付けたことをまとめました。本来なら作品についてじっくりと書きたいところですが、超人気展覧会って、子連れで行くのは本当に大変なのです。忘れないうちに、記録しておきます。
いついくか?
7月下旬の月曜日に行きました。
というのも、会期が終わりに近づくほど混雑しやすいからです。ただ、スタートしたばかりとはいっても夏休みなので混むことは予想されます。
うっかりしていたのですが、科学未来館は通常火曜日休みです。しかし、夏休みということもあり、8月中は火曜日も開館です。私と同じようなうっかりさんが多かったら、火曜日の方が空いていたかもしれません。
混雑状況
9:30 到着
当日券購入のため並ぶ方々が多く、チケット販売所ではすでに40人くらい待っていました。
チケットを事前に購入した人たちも入り口前にすでに列ができていました。私たちで、10番目くらい。
10:00 開館
時計を見ると、実はちょっと早めに開けてもらえてました。ありがたい。
10番目くらいに入場だったので、こんな写真がとれました。早起きしたかいがありました。
展示室の中で一番混むと思われる『梅干しのきもち』という、作品も、2・3人ほどしか並んでいません。
『デッサンあ』も二人で思いっきり描くことができました。
とにかく、体験型の展示だけを最優先にしました。開館と同時に入場したせいか、どの体験型展示もほとんど並ぶことなく遊ぶことができました。
一通り遊んだあと、もう一度最初の部屋に戻ってみたら会場の混み具合はこんな感じ。
11:00
平日といえどさすが夏休み。子連れの方が多くいらっしゃいました。
『梅干しのきもち』の待ち時間は確か25分くらいになっていたと思います。
11:20 お土産物コーナー
少し列ができていましたがストレスになる人数ではありませんでした。
空いている時間帯に濃厚な時間を過ごしたので、混雑し始めたこの時間に退散することにしました。私はもっと見たかったのですが、、、、。
11:30 カフェでランチ
科学未来館には、
7階レストラン「Miraikan Kitchen」と
5階 カフェ 「Miraikan Cafe」
があります。
11:30の時点で、5階カフェに若干余裕がある感じだったので、すかさず入りました。こちらのカフェは、授乳室やベビーチェアもあるので小さいお子様がいるご家庭には優しいですね。
12時を過ぎた頃には、満席で20人以上並んでました。
ちなみに、「Miraikan Cafe」は、ホットドッグやオープンサンドなど、パンが多いです。おにぎりなどはありません。ほんとに、軽食なので、がっつり食べたい場合は、7階か、お弁当を持ってきた方が無難です。
12:00 7階レストラン
こちらは、レストランといっても、団体客のランチスペースとしても使われるようで、ものすごく広いです。
でも、平日だし、スペース広いし、と油断していると席を見つけるのは至難の業になるかもしれません。12時にはほぼ満席でした。
12:15 ”おや?”っこひろば
12時ちょいすぎに、運よく12:15の整理券がgetできたので行ってきました。もう、小学生だからいいんじゃないの??と思ったのですが、娘はここが大好き。飽きずに工作したり、お絵かきしたりして楽しく45分を過ごしました。
13:00 デザインあ展入場口 混み具合
10分まち表示が出ていて、少し列ができていました。
子連れで行けるアート展覧会って、13時頃が一番のピークなイメージがあります。
実際、会場を後にする14時頃には待ち時間なしになっていました。
13:10 常設展示 混み具合
団体客がたくさんいらっしゃって結構混んでいました。もう一回見たかった「アナグラの歌」は、20人以上並んでいました。疲れていたので今回は諦めました。でも、常設展は何度行っても楽しい‼また行きたいです。
14:00 帰宅
チケットは事前に購入すべし
時間にもよりますが、チケット売り場は混みます。デザインあ展目当てのお客さんはもちろんですが、常設展目当ての海外からのお客も多いので事前に購入しておくのが無難です。
この公式オンラインチケットはスマホ画面を提示するタイプのチケットです。
その他 チケット購入場所
企画展「デザインあ展 in TOKYO」| ローチケ[ローソンチケット]
企画展 「デザインあ展 in TOKYO」|e+(イープラス)
混雑状況はTwitterで確認すべし
こちらで、混雑状況を知ることができます。特に、土日に来館を予定している方は利用すると良いと思います。
企画展「デザインあ展 in TOKYO」 (@design_ah_TOKYO) | Twitter
私が行った時は空いてたのでありませんでしたが、混雑すると整理券が配布されます。
その、整理券の配付情報や駐車場の混み具合まで発信しています。
7/29(日)9:52 只今、10:00からご入場いただける入場整理券を配布中です。#デザインあ展 #未来館
— 企画展「デザインあ展 in TOKYO」 (@design_ah_TOKYO) July 29, 2018
https://t.co/TeuBULYExw
7/28(土)10:58 只今、未来館の駐車場は満車です。ご来場は公共交通機関がおすすめです!#デザインあ展 #未来館
— 企画展「デザインあ展 in TOKYO」 (@design_ah_TOKYO) July 28, 2018
https://t.co/TeuBULYExw
整理券はほんとに助かります。5年前、炎天下で本も読めず、ひたすら並び待ち続ける苦痛なんとかならないものかと思ったのですが、改善されてて嬉しいです。
そういえば、デザインあの「あかい人」でも整理券配布で混雑を整理するデザインが紹介されてました。人の流れをスムースにするのも、デザインの役割ですね。
他の展覧会でも、そうすればいいのに、難しいのかな。
科学未来館の常設展はかなり面白いので、多少混んでても待ち時間も楽しめると思います。
おわりに
美術館が好きです。趣味として、子連れ以外でもいろんな展覧会に行きます。ほんとは連れていきたいけど、待ち時間が長いものは避けることが多いです。
昨年国立新美術館で開催された草間彌生展は、すごかった。。。平日、午前中で90分待ち。人気がある展覧会に子どもを連れて行くのはほんとにしんどい。
そこで、今回は混雑状況だけに絞って書いてみました。
会場が科学未来館で、整理券配布もされてるので、土日でも5年前のようなうんざり感はだいぶ緩和されてるのではないかな~と思いますが、こればっかりはなんとも。。。とにかく休日はTwitterの情報は必読です!
会期終了にむけ、これからどんどん混雑すると思います。じゃあ、いついけば空いているのか、、、。なんてことは分からないのですが、この時期の混み具合が、計画を立てる上で何かお役にたてれば幸いです。
関連過去記事
【デザインあ展inTOKYOレビュー】”体感の部屋”で感じたこと