先日、小1の娘と『デザインあ展』に行ってました。
Eテレ『デザインあ』は大好きな番組の一つで待ちに待った展覧会です。そこで、『デザインあ展inTOKYO』ついて、だらだら書き続けています。
この展覧会では、
A観察のへや B体感のへや C概念のへや
この3つに分かれています。
今日は、C概念のへやについての感想です。
Aの観察のへやは、広いスペースに作品が一同に並べられていたのに対して、この部屋は、
- じかん
- くうかん
- しくみ
の三つに部屋が分かれて展示されています。
じかん
ちょうど時計について学びはじめた娘なので、ここではできるだけ滞在してほしかったのですが、、、、
娘にとっては難しい。。。
興味がないといえば、なかったのかもしれません。もう少し大きければもっと楽しめたのかな。
はやい「あ」(岡崎智弘+aircord)
▼そんな中でも、きゃっきゃ言いながら遊んでいたのがこれ。
円テーブルの中央に、回転しながら写真が撮れるカメラがあります。LEDとともに、光りながら回っているのですが、めちゃめちゃはやい!!
そして、1/10秒のはやさで切り替えて「あ」のアニメーションを作られます。
▼ポイントは、しゃがんで"あ"のオブジェに顔を近づけること。
すると、写真に撮られた顔が画面に写し出されて面白いです。可能なら家族や友達と一緒にしゃがんで"あ"と一緒に写真を撮ってみてください。
光陰矢のごとし。
時間の早さをより感じることができます。
ながい「あ」(岡崎智弘+aircord)
対象的なのが、この《ながい"あ"》
こちらも、動画で撮られた映像がうつしだされますが、長すぎて作品の意味を感じることなく娘は飽きていました。
くうかん
ここでは、当たり前に感じている空間の見方をいつもと違う方法で感じられるようになっています。
くうかんの入り口(plaplax+斎藤雄介)
▼娘だけでなくいろんな子どもたちが楽しそうにしていたのがこれ。
ものが通る大きさの穴を体験できます。笑っちゃったのが、"いったんもめん"が通れる穴。そんな遊び心が嬉しい作品です。
想像しているものと、実際の大きさとのギャップが面白いですね。
くうかんパラメーター(plaplax+斎藤雄介+赤川智弘+小楠竜也)
▼私が楽しかったのがこれ。
デザインあ展inTOKYO
— wanico (@wanico3) 2018年7月30日
『くうかんパラメーター』(plaplax+斎藤雄介+赤川智洋+小楠竜也)
空間の違いをじっくり遊んでいろいろ考えたくなる、が、後ろの列が気になってできなかった。もう一回行きたい。#デザインあ展 #デザインあ #日本科学未来館#plaplax pic.twitter.com/rg0fp29e0b
アナログ的なつまみを操作することで、画面の空間を操る感じ!!これ、めちゃめちゃ面白い。
さらに、画面上で感じたありえない空間のオブジェ*1が、部屋中央にも展示されて二次元の世界と三次元の世界両方を楽しむことができるようになっているのです。
でも、これを楽しめるほどの観察眼、集中力、好奇心は娘になかったのが残念。
あかるさ、いろいろ(plaplax+斎藤雄介+赤川智洋)
▼そして、今でも心残りに感じている作品がこれ。
デザインあ展inTOKYO
— wanico (@wanico3) 2018年7月30日
『あかるさ、いろいろ』(plaplax+斎藤雄介+赤川智洋)
レバーで中心を「丸」に合わせることで、いろんなあかるさに出会える。家に帰ってから気がついた。ショックすぎる。#plaplax #デザインあ展 #デザインあ #日本科学未来館 pic.twitter.com/nc5cM5Mf5t
4つのつまみを動かして、暖かい 冷たい 明るい 暗いを表現した作品に出会える装置なのですが、私は適当に動かしていた。。。。
これ、左右上下のつまみを動かして画面に現れる○に十字の部分を合わせるのです。すると、条件に合う写真を見ることができます。
そのしくみに気がついたのは、家に帰ってから。もっとたくさん写真が見られたはずなのに残念です。
これから行かれる方、ぜひ、○を照準をあわせて楽しんでください。
しくみ
歯車になる(パーフェクトロン)
▼映像作品も面白そうだったのですが、娘はこの歯車の存在感に釘付けです。
自分の体に合う歯車を、浮き輪のようにかぶって持ち、様々な機械の歯車になって遊びます。
- ライトを照らす
- 音を鳴らす
- カウンターで数をかぞえる
この三つの装置を歯車で動かします。
子どもが歯車になってくるくる回る姿は可愛いです。友達や兄弟がいたら、二人で歯車を噛み合わせても楽しそうですよ。
会場の外で
最後は、のんびりお絵描きと記念撮影。
展覧会の余韻を楽しみます。
みんなの"あ"
紙とテーブル、ペンが自由に使えるスペースがあり、そこで、"あ"のデザインを考えることができます。大人も子どもも、みんな描いていました。
きちんとしたテーブル、椅子、ペンが用意されてると、描く意欲も沸いてきます。
この紙はホームページからダウンロードして自宅でも描くことができます。
「あ」になろう(TSDO)
会場に入る前に撮影するのもありですが、私たちは帰る前に撮りました。
"あ"のたての部分を自分の体で表現します。大人用、子供用と、二つの撮影スペースがありました。もっと、「ちゃんと”あ”になりなさいよ!」と突っ込みたくなるよう棒立ちでしたが、感度高い他の観客はいろんなポーズをとってすごく楽しそうでした。でも、確かに、多くの人が見ている前でポーズを撮るのは私も恥ずかしいので仕方がないか。。。
おわりに
"A観察のへや""B体感のへや"に比べて、若干"デザインあ"感が薄いのが、この"C概念のへや"のような気がします。大人である、私には「あっ、これは、あのコーナーにつながってる」って分かるのですが、娘くらいの年齢だと分かりやすいキャラやタイトルが出てこないと、「"デザインあ"で見たことな~い」になってしまいます。でも、作品自体は楽しくて嬉しそうにしているのでまあいっかーと思いますが。
逆に言うと、この展覧会を通して新しいアートに触れるきっかけになるといいですね。
私自身、どんな作家さんがどんな風に関わっていたのか、テレビでは分からなかったことがたくさん知ることができて大満足です。でも、もう一回行きたい。今度は夫も連れて家族全員で行きたいけれど、休日は激混みだろうな。。。
関連過去記事
【デザインあ展inTOKYOレビュー】”体感の部屋”で感じたこと
【デザインあ展inTOKYOレビュー】”観察のへや”で感じたこと~あそべるコーナーを中心に
*1:ト~~イレ(plaplax+斎藤雄介)