どうしても、マンカラが欲しくて作りました。
娘がそれほど興味を示していなかったので、「手作りなら安上がりだし、遊ばなくてもダメージは少ないかな」と思い、作ることにしました。それに、私自身が空き缶で作られたマンカラで遊んだときの、おはじきを取る感覚とカランという気持ちのよい音に魅了されていたということもあり、空き缶で作ることにしました。今回はその記録です。
マンカラとは
▼こちらに詳しい説明があります。
検証 ボードゲーム「マンカラ」が脳に与える影響 | 公益財団法人 日本レクリエーション協会
▼子どもと大人の対戦風景。数分でマンカラの内容が理解できます。ただし、玉の数が4つではなく、3つからでスタートしているので気を付けてください。
用意したもの
- 入れ子式の弁当箱
- おはじき(4×12=48個以上)
- MDFボード (300×600×5.5㎜)*カットについては後ほど
- アルミ缶12本
- セメダインスーパーX
- ビニールテープ お好きな色を1~2種類
- アルコール消毒液(除光液でも大丈夫じゃないかな)
- カンがきれるはさみ*後ほど詳しく説明します。
- 綿棒
- 軍手
- キリ(栓抜きなど、カンに穴をあけることができるものならなんでも)
- 台所用スポンジたわし
MDFボードのカットの仕方
片づけやすいようにあえて同じ板を3本用意しました。
実際は、カットのしやすさを優先して450㎜×100㎜を3本用意したんですが、ちょっと大きく感じました。でも、カットはホームセンターでお願いしちゃうので、㎜単位の指定でもカットは全然問題ないんですよね。それより、線をひくときに7.1㎜など中途半端な値の方が面倒かも、、、と思い、このサイズを記録しておきます。自分でのこぎりなどで切るならば、450㎜×100㎜は扱いやすいかもしれませんね。
また、私は重ねられる収納デザインを考えたので3本にしましたが、平らにしまいたい方だったら、縦の長さを200~300㎜にするというのも良さそうですね。
アルミ缶の底の表示を消す
別にやらなくてもいいんですが、きれいに作りたくてこんな風にやってみました。
▼作業前。この文字を手ピカジェルで消します。
▼カンの底にたらしたところ。まだ反応はありません。綿棒で全体に伸ばすといい感じです。
▼3分ほど経過すると溶け始めます。
▼6分ほど経過。文字が浮き出る感じになってきて面白いですよ。
▼10分経過。綿棒でぐるぐるこするとこんなに落ちます。ここまでできたら、
▼台所用のスポンジでごしごし落とすと、、、
▼傷はつくもののキレイにとれます。
アルミ缶を切る
▼まずは、ビニールテープを巻きます。
▼こんな感じ。テープを巻くのはカンのラベルを消す役目もありますが、高さを均等にする目的もあります。これだと、切り取り線をわざわざ作らなくてもいいのでらくちんです。
ここからは、左手に軍手をはめて作業をしてください!!
▼きりではさみの先を入れられる穴をあけます。
▼もう一つ、ビニールの際の場所に穴をあけます。そうすると、切りすぎを防ぐことができるかな~と思ってやってみました。切れるはさみで慣れている方作業するなら必要ないと思います。
▼まずはざっくり切ります。ちょっと雑すぎる切り方ですね。
▼完全な筒状になっていると切りにくいものです。慣れないと最初はこんな風にガタガタに切れるので、まずはざっくりカンを切ることをおすすめします。
▼右利きの場合、カンの底が右側になるように持つときれいに切れそうです。左手で切れ端をもちつつ切っていくとまっすぐきれいに切れました。その逆だと私は難しく感じました。でも、手の癖などもあると思うので、参考程度にとどめていただけると嬉しいです。
▼全部切り終わったので並べてみました。でも、、、
▼なんだか黄色のビニールテープが気に入らない。白の方がすっきりしてきれいに見える。
その後、黄色を全部はがして白色にかえました。
板に線をひく
冒頭でも書きましたが、私が作った時は、100×450㎜の板で作っています。けれど、71㎜というように、中途半端な単位で線をひくのはちょっと面倒に感じたので、線のひきやすいこんな製図を考えました。2段に重ねて収納したい場合はおススメです。でも、平らなデザインにする場合は、縦の長さを200~300㎜にすると良さそうです。
▼また、板に鉛筆で線をひくと、後で消すのは面倒くさい。そこで、鉛筆で線をひくかわりにビニールテープを貼りました。赤線の部分が缶を置く基準になります。ただし、テープは幅があるので、線をひき終わって次の丸を描くときにははがさないといけないので気を付けてください。
▼上の製図にある、赤丸の部分に空き缶がピタっとくっつくようにおいてその周りを鉛筆でなぞって円を描きます。
左側の枠が基準になります(幅66㎜の枠)。円が描けたら右のテープを一枚ずつはがして進んでいきます。
缶と缶の間を4㎜とっていますが、実際はビニールテープの幅の分もあるので間隔は2~3㎜くらいになると思います。
アルミ缶を板にくっつける
グルーガンも考えたのですが、セメダインスーパーXの方が目立たないかな?と思ったので、こちらにしました。
セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア P20ml AX-038
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一瞬ゴールドにしようかと迷ったのですが、スーパーXで十分でした。
セメダイン 超多用途 接着剤スーパーXゴールド 高透明度 速硬化タイプ 10ml AX-023
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ちなみに、セメダインだとベルマークがついているんですよね。
▼まずは、これくらいたっぷりボンドを塗って
このままの状態で放置。
待つこと5分~10分。
詳しい使い方はこちらにのっていますが、空気に触れさせたほうがビシッとくっつきます。10分程度経過したらようやくカンを貼り付けます。
完成
▼片づけるときは、おはじきは小さいタッパに入れて、、、
▼大きいタッパに移動できます。
▼最後はこんな感じで棚などにしまうことができます。
かかった金額
セメダインスーパー 358円
MDF(300×600㎜) 198円
MDFカット 129円
ビニールテープ 45円
弁当箱 108円
おはじき 216円
合計1054円
セメダインもビニールも、おはじきも板も余っているので、感覚的には800円くらいというイメージです。
マンカラを購入するとしたら、 3000円くらい。。。前はもうちょっと高い気がしたのですが、思ったより安かった。私の労働時間を鑑みると決して得した気にはなりませんね。
制作時間
約2時間くらい。写真をとったり、テープを貼りなおしたりしながら作業をしていたのでこれくらいかかりましたが、慣れている方だったら実際はもっと短い時間で作ることができると思います。
おわりに
この缶の底ってなんだか気持ちがよくて好きなんです。滑らかで質感もいい。何度もいいますが、おはじきの取り心地と、おはじきを入れるときのカランカランという音も気持ちが良いんです。木製は木製の良さもあるんですが、すっかり魅了されてしまいました。
ただ、作り終えてショックだったのが、マンカラの値段が思ったより安かったこと。私の記憶では4000円くらいするものだと思っていました。
缶の魅力も捨てがたいのですが、やっぱり木製のものよりどうしても大きくなります。収納場所のことを考えると、買った方がよかったのか~。
これから作ろうという方はぜひ、商品の値段と材料費と収納場所を確認してから挑戦してみてください。
あとは、娘が遊んでくれるか。
関連過去記事
▼すごい時間かけて作ったのに、全然遊ばなかった。。。この時の二の舞は避けたいところです。
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おまけ~アルミ缶を切るはさみと、缶くずについて
私は、牛乳パックを切るのに使っているはさみを使いました。ここだけの話、普通のはさみできれいに切れます。むしろ、デザインによっては万能バサミの方がごつくて扱いにくかったりするのです。ただ、紙専用のはさみに負担をかけることには違いないので、刃こぼれする可能性もあります。もし、どうしても万能バサミがない場合は、一本はさみだめにしてもいいや~くらいの覚悟で自己責任で用いてください。
また、缶くずの捨て方って迷いますよね。
地域の清掃処理センターに問い合わせたところ、原形をとどめているような缶(今回だとプルタブがついている方の缶)は、つぶして普通に空き缶箱に入れてよいとのことでした。しかし、切りくずなどはそのまま箱に入れると危ないので、ワレモノなどの燃えないゴミとして捨てるように教えてもらいました。
ちなみに、、、
アルミ缶専用のはさみってあるんですよ。
刃先が長いとアルミ缶って切りにくいんです。私の切った後もガタガタでしたよね。こういう刃先が短くてグリップが長いのって、私は使いやすく感じるのです。仕事をしている時はこれを子どもたちに使わせていました。ハードにアルミ缶工作する方ぜひ。
あと、カッターでアルミ缶を切る方法もあります。
私はどうも自信がなかったのであきらめましたが、▼こちらの方はとてもきれいにスパッと切っていらっしゃいます。缶の扱い方は感動的で惚れ惚れします。自信がある方は挑戦してみてください。
アルミ缶工作にてカッターナイフで簡単&きれいに切るコツ、大穴を開ける方法 – 空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作。