こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

娘が夢中になったカラーペン(2-6歳)

娘は、ペンで描くことが大好きです。

本当は、幼児期はクレヨン・クレパスの方が描きやすいんだろうな~と思ってはいたのですが、好きになってしまったものはしょうがない。クレヨンで描くことを促しますが、もう、ペンで描くことが習慣になってしまい止められません。

朝起きたら着替えるよりさきにペンをもち、幼稚園から帰ったらお絵かき。テレビを見ながらお絵かきして、夜寝る前にお絵かき。これが、ほとんど毎日繰り返されます。お出かけする時には、らくがき帳とペンさえあれば暇つぶしができるので親としては本当にありがたい限りです。

そんな娘がお絵かきが大好きになったきっかけは、いろいろあります。書ききれないので、今回はお絵かき好きになるきっかけの一つとなった「カラーペン」についてまとめたいと思います。 

*画像は全部Amazonの商品サイトにリンクされています。

壁じゃなくて紙に描く練習をするときに使ったペン

パイロット カラーぺン フリクションカラーズ SFC?120M12C 12色

このおかげで、ペンを持たせることができました。2歳の時は、白い紙の上だけに絵を描くわけもなく、椅子や壁にも描かれました。私は、子どもの絵が大好きで、捨てられない性分ですが、さすがに困りました。でも、描きたい欲求が高まっているのもよく分かるのです。そんな時に、このサインペンに出会いました。このペンの良いところは、

  • 描いても消せる

以前、こちらにも書きましたが、私が書いているペンを奪って描こうとすることが多かったので、万が一描いても落ちるこのペンは重宝しました。

【おすすめおもちゃ】フリクションカラーズ 1・2歳 - こどものあそび観察日記

ただ、難点は、

  • 発色が良くない
  • 多分子どもが大人になった時は消えている

パステルカラーっぽくなってしまうのが残念でした。でもそれは今、いろんなペンを使うようになるからそう思うだけで、紙に描かせる訓練をするにはちょうど良いペンでした。気を付けた方がいいのが、時間とともに消えること。壁に飾っていたら半年でほとんど消えました。熱に弱いインクなので仕方がありませんね。

2・3歳の時にリピート買いしたペン 

ぺんてる カラーペン せんたくでキレイ SCS2-12  12色

紙の上にちゃんと描けるようになったころ、このペンに出会いました。娘はフリクションよりこっちのペンの方が断然好きでした。それに、私としても使いやすくて大変重宝しました。

その理由が、、、 

  • めちゃめちゃきれいに落ちる
  • 色数が多い
  • ペン先が少し太め
  • 発色がきれい

これに付きます。謳い文句どうり、洋服についてももみ洗いなしできれーいに落ちます。実は2歳頃にはこれだけの色は使いこなせません。結局好きな色だけ使っておしまいなのですが、よーく見ていると、だんだん全部の色を使って描くようになりました。小さな子どもは、大きな紙の方が描きやすいです。となると、普通のサインペンの細さだと、細すぎるのです。その点、このカラーペンはちょっと太めで助かりました。

「お部屋を汚しちゃうからやめて~」とお絵かきをストップしなくてもよかったのはこのペンのおかげです。初めてのお絵かきブームの波にうまく乗せてあげられたんじゃないかなと思っています。

難点は、、、

  • ペン先がダメになる
  • 色の定着が甘い

乾きが遅いというか定着が甘いというか、紙に描いた後すぐに触ると汚れるので気を付けてください。でも、それくらい色落ちに関しては優れています。

 

描いた絵が上手に見えるステッドラー

ステッドラー カラーペン ノリスクラブ 326WP20  20色

キャップを外したままでも数日間、ペン先が乾燥せずにすぐに書き出すことができます。
食品用の着色料の使用、誤飲の際に気道を確保するベンチレーションキャップ採用など、お子様に安心してご使用いただけます。

製品紹介(Products):ノリスクラブ ドライセーフ カラーペン | STAEDTLER Japan website!

おえかき大好な娘のために友人がプレゼントしてくれました。これが、ほんとに凄い。この使い心地のよさに親子で感動です。

なんといっても、

  • 長持ちする
  • 発色がきれいで絵が上手に見える
  • ペン先がしっかりしている

びっくりするほど長持ちします。100均の3倍くらいもつ印象です。ペン先が乾燥しにくいからもつのかな~。

そして、これで描くとほんとに上手に見えるんです。初めてこのペンを使ったときの娘の反応は、顔がぱぁ~っと明るくなるような感じでした。

それに、「洗たくで消えるカラーペン」よりペン先が固いので太さも長い期間一定しています。

難点は、、、、

  • 高い

節約を求められる主婦としては、自分で買うときは少し躊躇します。友人・親戚のお子さんがお絵かきが大好きなお子さんなら、プレゼントにいかがですか?

なんだかんだいっても定番はこれ!

ぺんてる サインペン  S520-8  8色セット

1963年発売のロングセラー商品です。

▼こちらに製品開発の様子が漫画で描かれています。文具好きにはたまりません。

製品開発ストーリー サインペン|特集|ぺんてる株式会社

結局、現在はこのペンに落ち着きました。もう、まとめ買いしています。それだけこのペンに依存する理由は、

  • 適度に長持ちする
  • ペン先がしっかりしている
  • コスパが良い

ステッドラーほどは長持ちしませんが、100均よりは長持ちします。ペン先も崩れにくいし、なんといってもちょうど良い値段です。躊躇なくリピートできる値段というのがありがたいです。娘も「このペンが一番使いやすい」といっちょ前なことを言っています。さすが、半世紀にわたって売れ続けている商品です。

難点は、

  • 落ちにくい

洋服につくと落ちにくいのである程度、ペンで描くことに慣れた頃使うのがおススメです。娘は、手にいっぱい落書きして刺青のようになってました。

工作&絵具をするときに使うならこのペン

ゼブラ 油性ペン マッキー 極細 12色 MCF-12C

ビニール素材に描きたいときはマッキー!!

  • ビニール素材に描ける
  • コスパが良い

牛乳パックの表面に描くにはサインペンでは無理です。いわゆるPP加工されているものにはこれを使っています。最初こそ、このマッキーで薄い紙に絵を描き机を汚していましたが、ようやく最近(6歳)では使い分けができるようになりました。でも、極細は全く使いません。もしかすると、そろそろもう少し太いマジックを使わせてみようかなと思っています。

難点、、、

  • 落ちない

約束が守れるようにならないと、使わせるのに勇気が必要です。

本当はクレヨンをおすすめしたい

と、これだけペンの良さを描いてきましたが、2・3歳児の多くは手をグーにして持つため、ペン先はすぐにダメになります。保護者の方に一番おすすめの画材は何ですか?聞かれたら、絶対クレヨンを推奨します。けれど、クレヨンだとお絵かきをしなかったり、手の力が弱いお子さんだったらペンを試してみるのもよいですよ。

それに、

6歳になった今、ペン画が好きすぎる娘が直面している問題があります。それは、

幼稚園で描くクレヨンの絵には苦労していること

ペンと同じ感覚でクレヨンを描くと細かいところは描けないのです。そうなるだろうな~と予想をしながらもペン画が大好きな娘の良さを尊重してきましたが、ちょっと残念だな~と思っています。ですので、クレヨンで楽しく描けているならぜひその姿を尊重した方が良いと思いますし、ぜひ、クレヨン好きにさせてあげてほしいと思います。

*ペンで描くことが習慣になった娘のちょっと特殊な事情

娘は長期入院することが多く、点滴のため腕が固定されます。1週間ずつ左右交互に点滴されるので、かなり不自由です。クレパス・クレヨンだと紙をおさえなきゃいけなかったり、力が足りなかったり、包帯がよごれたりして使いにくいものでした。そこで、力を入れなくても描けるこのカラーペンを使うようになりました。そんな特殊な事情が2歳でもペンで楽しくお絵かきをするようになった理由かもしれません。おかげで、鉛筆の持ち方だけは2歳でできるようになりました。本来なら、クレヨンでガンガン描かせた方が良いと思います。 

おわりに

「うちの子お絵かきがあまり好きじゃない」と保護者の方が感じたら、画材が気に入らないのも一つの理由かもしれません。娘は、2歳の時にグーで持てる赤ちゃん用の高級クレヨンをいただいたのですが、1回使っておしまいでした。子どもがあまりお絵かきをしないな~と思ったら、クレヨン以外にカラーペンも試すのもよいですよ。

最後に、今娘が描いてる絵を親バカながらご紹介します。

娘は、普段は、想像の物語を絵に表していますが、最近ドラゴンボールにはまり、描くようになりました。

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下書きなしでサラサラ描いていました。私は、線に迷いがあるので下書きは欠かせません。もう、私より上手なんじゃないかと思います。継続は力なり。でも、継続できるのは好きだからできること。好きこそものの上手なれです。お絵かきが好きになるきっかけになった、上記したカラーペンには心から感謝します。
年齢ごとに、心躍る傑作作品がたくさんあるのですが、娘が大きくなった時一緒に編集して記事にできたらいいな~と思います。

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関連過去記事 

hipopocroco.hatenadiary.com

参考リンク

▼文具好きにはたまらないブログです。プロの方の愛用品なども紹介されてて私のツボです。

pentel.blog.jp

▼学校で使う画材の二大巨塔。二つとも大好きなメーカーです。HPもだらだら見てしまいます。商品紹介だけでなく、その使い方動画などEテレみたいで好きなんです。

ぺんてる株式会社

株式会社サクラクレパス

バベルの塔展に行ってきた~東京都美術館の「とびらボード」で遊ぶ(6歳)

東京都美術館で開催されている、「バベルの塔」展に行ってきました。

www.tobikan.jp

娘を美術館に連れていくときにはとても緊張します。走り出さないか、触らないか、大声で叫ばなないか。。。

小さい頃は、触ったり聞いたりと、感覚的に楽しめる現代アートをねらって連れて行きました。

最近は、ちょっと落ち着いた展覧会にも挑戦しています。今回家族で行ったのが、「バベルの塔」展。16世紀のフランドル美術のコレクションって、子ども的には派手さに欠ける展覧会ですが、どんな様子で鑑賞していたかをレポートしたいと思います。

とびらボードで遊ぶ

まず、入場する際にテンションの上がる出来事が、、、。

店員さん:「お絵かきしますか?」

娘・私 :「???はい」

店員さん:「ではどうぞ?」

と、手渡されたのがこの「おえかき先生」のようなボード。

とびらボード|東京都美術館

 「とびらボード」というもので、東京都美術館のサービスです。これに、娘がとびつきました。もともと、お絵かきが好きな子なのでもらった瞬間から描きながら歩いていました。

これのおかげで、私はゆっくり見られる、、、、なんてことにはなりませんが、娘の興味がないコーナーの時はちょっとお絵かきして待っててもらうことができました。

最初は気分のおもむくまま描いていたのですが、いつのまにか王冠やティアラを描き始めました。今回の展覧会では「バベルの塔」だけでなく、16世紀のネーデルランド絵画がいくつも登場します。そこに、ティアラを身に着けた聖母像がいくつか展示されていました。どうやら、それを見ていたようです。ソフィアなどのプリンセスアニメの影響ですね。

▼例えばこれ《聖バルバラ》。娘流に模写されています。
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*こちらの記事に聖バルバラの画像があります。

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 | 取材レポート | ミュージアム(博物館・美術館)情報ならインターネットミュージアム

▼描き終わったら裏から簡単に消すことができます。
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 その後もすごい勢いで描いていました。面白かったのは、ヒエロニムス・ボスの絵《聖クリストフォロス》の模写。妖怪ウォッチに登場するキャラのような不思議な絵が続いたので興味が沸いたんでしょうか。書いたら消す書いたら消すをくりかえしているので、全然写真に収められませんでした。(写真を撮って良い場所も限られていましたし)

 

バベルの塔を模写する

一番長く滞在したのはここ。本物の「バベルの塔」ではなく、

バベルの塔」の記念撮影コーナーです。

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大きく印刷された「バベルの塔」が東京タワーと比較して展示されていました。大人の身長とバベルの塔が同じくらいの高さです。このスペースで記念写真も撮れます。これに娘が反応。

とびらボードに一気に描き上げました。
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 完成!
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ほんとにこのとびらボードを借りて良かったと思いました。

娘の様子

他にもなんだかんだ言いながら、会場の絵からヒントを得た落書きをたくさんしていました。写真OKの場所にたどり着くまでに、娘が消してしまうので残せなかったのが残念です。

今回は、「ちょっと子どもには難しい展覧会かな。」と思いながら連れて行ったので、「つまんな~い」コール連発を予想していたのですが、思ったより静かに作品を見ていました。40分くらいは滞在していたと思います。やっぱりこの「とびらボード」のおかげでした。それに、ソフィアやエレナ、アナ雪のように、プリンセスアニメの影響はあったかもしれません。立派な額に入っている絵が、絨毯のある部屋に展示されているって、「ちょっとお城みたい」そんな風に感じているようにも思えました。

展覧会の感想

日曜日に行ったのですが、並ぶことなく入場できました。混雑しているとはいえ、譲りながら作品を見られる環境はまあ満足です。小ぶりの作品群と、「バベルの塔」コーナーがわけて展示されているのは嬉しかったです。壁一面にバベルの塔が印刷されている展示室は迫力がありましたし、複製画も圧巻でした。

娘なんか、本物より印刷物に惹かれていました。つまり、それだけ大きく拡大しても耐えられる素晴らしい作品であることには間違いありません。

ブリューゲルや16世紀絵画に興味がある方には楽しめるのではないかと思います。

それにしても、

やっぱり私一人で娘を連れていくとなるとじっくり見られません。先に夫が見ている間、私が娘を連れて子どものペースで鑑賞&休憩。夫が見終わったら交代して、私がじっくり見る番。その間娘と夫には上野公園内の遊具で遊んで待っててもらいました。

おわりに

ぜひ、この「とびらボード」いろいろな美術館で置いてもらえたらな~と思います。

それから、本物の作品ではなく、作品を拡大した印刷物だけの展覧会なんてあったらいいな~と思いました。印刷された大きな作品に触れても良いし、スケッチしてもいい、付箋をはったり、描きこんだり、作品と一緒に写真を撮ったり、名作をもっと身近に感じる自由な展覧会があっても面白そうだなと娘の様子を見て思いました。最近のプリント技術のすばらしさには感動せずにはいられません。記念撮影用に大きく引き伸ばしてある「バベルの塔」ですら娘は喜んでいました。本物ではできない、プリントだから楽しめる展覧会だって今の技術なら開催できるんじゃないかな~と思いました。

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バベルの塔」展開催会場

■東京会場

[展 覧 会 名]
ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲルバベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―
[会   期]
2017年4月18日(火)~7月2日 (日)
[会   場]
東京都美術館 企画展示室
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
http://www.tobikan.jp
[開 室 時 間]
9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
[休 室 日]
月曜日(ただし5月1日は開室)
 
■大阪会場

[会   期]

2017年7月18日(火)~ 10月15日(日)

 [会   場]

国立国際美術館
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
http://www.nmao.go.jp/

 [開 館 時 間]

10:00 ~17:00、金曜日は19:00まで(入場は閉館の30分前まで)

 [休 館 日]

月曜日 ※ただし、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館

*とびらボードは東京都美術館のサービスなので、こちらにはありません

 

関連過去記事 

 

おまけ

今はいろいろ手が離せないので参加できませんが、これすごく気になります。今回、娘が借りた「とびらボード」も、このとびらプロジェクトの一環です。

tobira-project.info

アートを楽しむ方法をいろいろ考えてきましたが、こちらの活動は本当に参考になります。

初めてのパソコンでお絵かき(5歳)

春休み、雨で外に出るのが億劫な日がありました。「何か楽しいことしたい」という娘の要望に、「そうだ、パソコンを触らせてみようか」と、私の気まぐれでパソコンでお絵かきをして遊びました。今まで、タブレットなどでお絵かきすることはありましたが、パソコンを使うのは初めてです。そんな娘がどう遊んだかの様子をまとめてみました。

環境

やり方

  1. A4の紙に黒マジックで好きな絵を描く。この時、線と線が閉じている絵になるよう教える。
  2. スキャナの、イラストモード→モノクロで画像を取り込む。
  3. ペイントで、着色する

難しかったところ

  • 娘一人では拡大縮小ができません。イライラしはじめていたので、私が操作しました。
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  • タッチパッドで、カーソルを動かすのは難しいようですね。(マウスを使わないので持っていません。)
  • 右、左クリックを間違える。 色が思い通りに変えられなくて苦労していました。
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完成作品

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ズートピアの主人公、うさぎのジュディ

絵の具やクレヨン・色鉛筆などの質感と違うことに感激してました。

おわりに

苦戦しているので本当に楽しいんだろうか?と不安になりましたが、すごく集中しているところをみると、まんざらでもないらしいです。特に、一気に色が変わるのは気持ちが良いようです。

わざわざパソコンを使わなくてもタブレットスマホで似たようなことはできますが、キーボードを使う経験は大切にしてあげたいな~と思います。

ちなみに、

数年前のこの記事がとても印象に残っています。

子どもにこそ上位機種のMacを与える、親はお古で良い──実践子どもIT教育 | サイボウズ式

スマホやパソコンは、私にとっては身近な存在ですし、なくてはならないもの。でも、子どもにどう使わせるかは悩みっぱなしです。そんな時にこの記事を読みました。同じようなことはできませんが考えるヒントにはなります。

絵の具や、クレヨンなどいろんな描画材料を選ぶのと同じように娘用にペンタブがあってもいいかな、なんて思ったりしています。

 

 

【おえかき】円スクリブルで遊ぶ(5歳)

なぐりがきは、スクリブルとも呼ばれ、1,2歳児のお子さんがグチャグチャに描いて遊ぶ絵のことを言います。絵というより手で遊んだ軌跡という感覚の方が近いと思います。

今回は、そのなぐりがき時代のことを思いだしながら遊んでみようという試みです。5歳で遊んでみましたが、もっと小さい年齢でもできると思います。

用意したもの

  • 色鉛筆 白い紙 
  • 折り紙 ペン はさみ のり

遊び方

  1. 好きな色の色鉛筆を4本選ぶ。
  2. 鉛筆の持ち方はグー!
  3. ぐるぐる丸を描いてみよう 

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  4. ぐるぐるに目をつけてみよう。折り紙を丸く切ってペンで目を付ける

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  5. どこに置こうかな?目の配置をいろいろ試すことで顔の表情が違う様子を楽しむ

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  6. 目ができたら耳を付けてみようか、鼻を付けてみようか、いろいろ試して、、、
  7. 完成 豚だそうです。

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楽しくなってしまったので、もう一枚。

最初大きな丸を描いたただけだとつまらなくなり、団子のように小さい丸を二つくっつけたら、、、、 

鼻を付けてゾウの出来上がり!!ゾウにしようと決めてから耳をピンク色に塗りました。

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最初から、○○を描こうという進め方ではなく、

まずは、ぐるぐる描いて遊んでみよう。偶然できた形から何に見えるかな?と考えて遊ぶお絵かきです。私は、目を作り、そこからイメージが広げられるようにしましたが、他の形に見えるなら別のものに変えてもいいと思います。お花に見える子、タイヤに見える子といろいろいると思います。子どもによって違う形に変えていくのも楽しいと思います。 

ポイント 

  • 色鉛筆をトントンしてしっかり先をそろえて持つようにしてください。
  • 4本持つのが難しいようだったら、2・3本でもOK。
  • 逆に、何本も持ちたい様子だったらぜひ持たせてあげてください。
  • 色を変えてぐるぐる遊んでもきれいにできます。
  • 摩擦がないと、ぐるぐる描きにくいので数枚の紙を下に重ねた方がやりやすいです。
  • ペンやクレヨンで遊んでも楽しいです。
  • 5歳の娘だったので、耳や口などの形は自分で折紙で切らせましたが、もっと小さいお子さんだったら、あらかじめ耳や鼻口になりそうなパーツを大人が用意してあげるとストレスなくできるかもしれません。

 娘の様子

最初、丸を描いて遊ぶだけなんてつまんな~い。と言っていましたが、見本を見せたらやるやる~となって、調子よく遊んでいました。ぐるぐる描き続けることで、色と色が重なり合う様子は楽しそうでした。でも、勢いよくやりすぎて穴があきそうになりました。上にも書きましたが、数枚重ねたほうがきれいに描くことができます。

見ていて面白いな~と思ったのが、力が入りやすい場所があるということ。下の写真をご覧ください。f:id:hipopocroco:20170313144005j:plain

下の部分に力が入るようです。描いている時には、円を描くのに均一に力が入っていると思ったのですが、よくよく見ると力の入れる癖みたいなのが面白いな~と感じました。まだ、手首・肘・肩を滑らかに動かせない小さな子だったらもっと円にムラがあって面白い形になったんじゃないかな~と想像しています。

おわりに

この円スクリブル。もう少し違うバージョンですが、大きな子では12歳くらでもやらせたことがありますが、結構楽しくやっていました。Eテレ「ノージー」の「ぐちゃぐちゃから出てきた絵」のように、頭を空っぽにしてひたすらぐるぐる円を描くのはたまにやると結構楽しいです。

でも、本音を言えば、2,3,4歳それぞれの年齢の時に同じ遊びをさせたかったな~。どんな丸を描いたんだろう、と気になります。実は、もっと下手な丸を描くと思っていたのですが、私と変わらないくらい上手な丸を描いていてびっくりしました。

2,3歳の頃、なんでやらせなかったんだろう、、、すごく後悔しています。

たかが丸、されど丸、丸から絵は始まっていく気がします。絵を描くのに抵抗があるお子さんには特におすすめの遊びです。

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関連過去記事 

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どうしたら「おえかき」が好きな子になる?

プロフィールを見て読者になられた方には大変申し訳ないと思うのですが、このブログでは、おえかきネタが少ないです。

夫にもよく言われます。

「ちゃんと、描きかたを教えてあげて!専門でしょ?」

でも、娘に教えてきませんでした。

 

というのも、絵を教えることについて悩んでいたからです。

「どうして、子ども時代に絵をうまく描かなきゃならないんだろう」

「子どもにとってうまい絵って何だろう?」

「子どもは絵をうまく描こうとしてるのか?」

「どうして人は絵を描くのだろう?」

などなど、、、、、。

 

もちろん、上手になりたい!という欲求がある子にはその希望に答えられるよう全力でサポートしてあげたいと思います。でも、子どもが感じる上手い絵と、私が感じる上手い絵って違っていることもあるのです。

働く年数を重ねる度に、絵の教え方について悩みは深くなりました。

なので、「自分の娘に絵をどうやって教えるか」についてもずいぶん悩みました。今でも結論はでません。この葛藤について書こうとしたらものすごーく長い文章になりそうなので割愛します。

一つだけはっきりしているのは、絵を描くことは子どもの情操を育むための手段であって、娘を芸術家にすることが目的ではありません。(大きくなって本人が望むなら、それは応援してあげたいと思います。)そのことを自分に言い聞かせて子育てをしてきました。

おえかきで意識してきたこと

 そこで、私が気を付けてきたことは、一枚の紙の上で子どもがどれだけ長く楽しめることができるかに力を注いできたように思います。

そのきっかけづくりに関してはいろいろ試したかもしれません。

2、3歳の時「○○描いて~」の要望にすべて答えた

下手でも雑でもとにかく私が描き続けました。アンパンマンや、ぐりとぐらやら、バムとケロ、ありとあらゆる絵本のキャラを描き続けてるときがありました。娘がとにかく描いて描いて~とペンを私に持たせたのです。おかげで私のアンパンマンイラスト技術が猛烈に高くなりました。娘は見る専門。

いろんな描画材料を試す機会を作った

クレヨン クーピー ペン 絵の具 なんでも、面白そうだと思ったものはなんでもやらせました。描くものも、画用紙・壁・地面・木などなどいろいろ試しました。

また、紙に色がつく不思議さと心地よさを感じさせることを意識しました。例えば、新品のペンの描き心地のよさと薄くなったペンでは気持ちよさが全然違うけれど、薄くなったペンじゃなきゃ描けない部分もあるものです。そういうことを感じてほしいと思いながら見守りました。

いろんなタイプの絵本を読み聞かせした

娘の好きなタイプのものだけでなく、いろんな画家の絵本を見せました。最近流行のものから、海外の作家、昔の作家、絵が受け入れられなさそうなものもいろいろ読みました。

生活の中で見つけた「面白い」を言葉にして遊んだ

「今日の雲は変な形だね。」「影が○○に見えるね。」などなど、ほんとに普通のことです。

 

驚くほど大したことをしていません。どちらかというと、強引に描くことを強制するより自然に描きたいという気持ちが芽生えることの方を重視していたと思います。

5歳 娘の絵

そして、五歳になりこんな絵を描くようになりました。

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海を描いてみようか。という提案をした時の絵です。

上手いか下手かは置いておいて、大好きな絵です。

親が子どもに与える影響ってどれほどのものなんだろうと思います。もし、私がやってきたことが娘にとって良い影響を与えていたのなら嬉しいですが、こればっかりは分かりません。もし、同じように子どもと接していても違う子だったらこうならないかもしれません。

でも、「おえかきだいすき!」「スケッチブック買って~」というようになって嬉しく思います。

 

どうしたらおえかきが好きな子になる?

私の前職を知っている友達からよくそう聞かれます。そのお子さんを観察してからでないと的確なアドバイスはできないので返事にいつも困ります。

でも、今のところこんな風に思うようになりました。

幼少期は「描く」のではなく、「素材や色と形を楽しむ」ことの積み重ねが大切なんじゃないかな~と。

子どもによって「楽しい」と感じるものは違うので、いろいろ試してあげるといいんじゃないのかなと今では思っています。そして絵を教えるという仕事は、子どもの「楽しい」と感じるものを一緒に探してあげることだったのかもしれません。(もうやめちゃいましたが)

じゃあ具体的に、「素材や色と形を楽しむ」ことを積み重ねるってどういうこと?

これもまたながーい文章になるので、今回はやめておきます。

おわりに

タイトルを見てこのブログをご覧になった方すみません。まだ私なりの結論が出ているわけではありません。こうしたら子どもが楽しいと感じるんじゃないか?という内容をいろいろ試して記録していきたいと思います。

 

このブログでお絵かきネタが少ないのはもう一つ理由があります。娘が、とても特徴的な絵を描くことを、多くの友人が知っています。本人の写真以上に、一発で娘と分かってしまうので身バレが怖くなりました。今回紹介した絵は、娘らしさが出ていない数少ない作品の一つです。

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参考

若い頃読みましたが、出産してからはもう頭がとろけて難しい本が読めなくなって夫に馬鹿にされまくりです。

芸術による教育

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関連過去記事

 

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「ふくわらい」を作って遊んでみた(5歳)

「暇~。何か楽しいことしたい。」と、娘が言った。

その日は、お出かけするにも億劫な天気で、1時間くらいぽっかり時間が開いてしまったのです。いつもなら、「自分で考えなかったら、楽しいことはやってこないよ!」と突き放すところですが、私も少し余裕があったので一緒に遊ぶことにしました。とはいっても、だいたい1時間くらいなので、夢中になってしまったり準備片付けに時間がかかるようでは本末転倒。そこで、簡単にできるこんなやり方で遊んでみました。

用意したもの

  • 白い紙一人2枚(本当はB4くらいあるといいと思います)
  • ペン
  • はさみ
  • 目隠し用、手ぬぐい

*娘は目隠しに、マスクでいいじゃんって言っていましたが、確かに、マスクでもできそうです。

ふくわらいの作り方

  1. 1枚目の紙に大きな顔を描く。娘は、ウサギの絵にしました。
  2. 2枚目と1枚目の紙を重ね合わせて、だいたい同じ顔の輪郭を描く。お絵かき帳やコピー用紙だったら透けて下の絵が見られると思います。▼こんな感じです。

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  3. 1枚目の紙に書かれている、眉毛・目・鼻、ひげを切る。切る時は、鉛筆で線をひいてあげました。f:id:hipopocroco:20170207223012p:plainこれは、私が娘の絵の大きさに合わせて適当に書いて切ったものです。f:id:hipopocroco:20170207223045p:plain

ルール

  • 顔を作る役、ナビゲーターを決める。顔を作る役になったら、目隠しをする
  • ナビゲーターは、眉毛→目→鼻→口→ひげの順に顔のパーツを渡す。
  • パーツを回転させる時だけ手伝っても良い。

*本当は、顔のパーツを回転させる時も、時計回り・時計の反対周りと伝えた方がいいのですが、娘には難しかったので助けてもOKなことにしました。 

遊んでいる様子

顔を作る役の時

先に、娘が顔を作る役になったのですが、まず、目隠しで作業をするというのが不思議な感じがして楽しい。きゃあきゃあ言いながらやっていました。そして、一つ重大なことが分かりました。

娘は、右・左がよく分かっていない。

目をもう少しに。」って言っても、難しいようです。「目をに」って、右も左も両方登場するので、分からなくなってしまうのが大きな発見でした。「鼻を右に」は分かるんです。頭の中だけで考えるから難易度が高くなるようです。それに、ストップって言ったら、その場で止まればいいのにすぐになんか止まらないから変なところにパーツが行っちゃいます。それでも、ゲラゲラ笑いながらやっていました。

ナビゲーター役の時

次に、娘がナビゲーターで、私が作る役。

これ、実際にやってみるといろんな発見があります。ナビゲーターの言葉は、

上 下 右 左 ストップ だけです。

なのに、この言葉がびっくりするほど娘の口から出ないんです。

「もうちょっとこっち、もうちょっとあっち、そっち、、、、」

って、それじゃあ全然分からんわー!!

落ち着けば、右・左が分かると思うのですが、瞬時に伝えられるほど慣れてはいないようです。この不自由な伝わらなさ感を体験できるっていいかもと思いました。お母さんはなんでも分かってる、という思いこみをなくし、必死で、「右・左、もうちょっと上」と言葉を駆使する様子はなかなか面白かったです。3回くらいナビゲーター役をやって、やっと、右・左、、、と指示語を出せるようになりました。

▼次の二つの写真は、娘が作ったふくわらいです。もっと、適当にやっても良かったのですが、指示語通りに娘を動かすことが回を重ねるごとに楽しくなって、きっちり顔の形を作って遊びました。

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おわりに

作る時間が15分くらい、遊ぶ時間が30分くらいでしょうか。ほんとにいい暇つぶしになりましたし、いろんな発見がありました。言葉だけで正確に物事を伝えることの難しさ。言葉だけを聞いて正確に物を動かす難しさ。両方味わうことができました。娘と、計三回くらいやりましたが、結構楽しかったです。絵は大人が描いても楽しいですね。

おまけ~このふくわらいをつくるきっかけ

この遊びには元ネタがあるのです。もう10年近く前のことですが、子どもの英語教室みたいなとことで少しお手伝いをしていたことがあります。教材をつくるお手伝いをしていました。

そこで、「どうやって子どもたちに英語を使う楽しさを感じさせられるか」考えていた時に、「ふくわらいだ!」とひらめいたのです。このゲームは、言葉の伝達がメインの遊びです。なので、ネイティブの発音をしっかり聞き取る必然性があるに違いないとプレゼンしましたが、ボツでした。一人当たりの時間がかかりすぎるので、良いアイデアだけど却下ということでした。そのかわり違うタイプの「ふくわらいゲーム」を作ることになりました。それはそれで面白かったのでいつかご紹介します。

私は、教材を作る方が主だったので、英語教育に関しては素人で何が正しいのかもよくわかりません。でも、このふくわらいは英語でもできると思います。up,down, right, left, stop、、、私も、自分の発音に自信があればやってあげたいとちょっと思いましたが、、、私の発音は逆に悪影響を与えそうと思いやめました。

英語は娘にとって必要だと思いますし、習わせたいとも思いますが、お金と時間と体力を天秤にかけると優先順位がどんどん下がってしまいます。ようやく英語に興味をもち始めてきたので何とかしてあげたいな~とぼんやり考えていますがやる気がでません。

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関連過去記事

▼子どもとの暇な時間をどう埋めるか、考えていた時の記事です。 

hipopocroco.hatenadiary.com

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【てづくり】スゴロクをつくる(5歳)

初めてすごろくを経験したのは、リンガーハット「長崎ちゃんぽん」のおまけについてきた「スゴロク」でした。このスゴロクが大好きで、何回も遊びました。そして、自分でも迷路のようなスゴロクを作って満足していました。

暇を持て余していたある日、娘が「ちゃんとしたスゴロクを作りたい」と言い出したので、それならばと私も協力して作ることにしました。今回はその記録です。

用意したもの

  • 画用紙・色画用紙
  • 油性ペン
  • 絵具・色鉛筆
  • はさみ・のり

作っている時の様子

1.スタートからゴールまでの道を作る

母:まずは、スタートとゴールを決めて、道を作ってごらん?

娘:まちがえちゃった~。

母:スタートとゴールがつながっているから大丈夫

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娘は、スタート位置から迷路のように線を描き始め、最後にゴールを作りました。一本の線をひいてから二本目を描くのではなく、車輪の轍(わだち)のように、10㎝くらい書いたらもう一本の線をかくというように、少しづつ描き進めていました。私だったら、スタートからゴールまで一本の線をひいてその後、二本目を等間隔の幅で描くと思うのですが、こういう描き方の発想は子どもならではですね。

娘は絵具で仕上げたいと最初から言っていたので、水に濡れてもにじまない油性ペンを使いました。

途中、二か所くらいゴールにたどり着けない道ができましたが、それはトラップということで、適当に処理します。

2.マス目を作る

母:マスの線はお母さんが下書きするからなぞってね

娘:私がやりたい!

母:それはダメ。後でペンできれいになぞってね。

娘:はーい(しぶしぶ) 

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ここは地味な作業ですが、超重要です。マスの数を多くしすぎると永遠に終わらないスゴロクになります。また、調子にのってマス目を小さくすると、文章を入れるスペースがなくなり、いろんな意味でやる気をなくしてしまいます

なので、ここは大人がマスの数や大きさを制御した方が遊べるスゴロクになると思います。小学3,4年生くらいだったら、マスの数をあらかじめ指定して自由に作らせるのもいいですね。

3.スゴロクのストーリーを考える

母:どの場所を歩くスゴロクにする?

娘:商店街のスゴロクにする

母:じゃあ、家の形を(色画用紙で)母さん作るから商店街のお店の絵を描いて

娘:(めがねやさん、はなやさん、、、、とお店のイラストを描く。文章が書けるスペースを残しておく)

*あとは、そのお店に駒が止まったらどんなことが起きるかを一緒に考えて、母がその文章を書きました。

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「○○スゴロク」というようにテーマを決めた方が、ストーリーを作りやすいと思います。「テーマ」という単語を娘に伝えるのが難しかったので、「どの場所を歩くスゴロクにする?」というように投げかけました。

家の形を自分で作るところも経験させたいところですが、さすがに時間がかかってしまいます。そうすると、スゴロクを作る喜びが半減してしまい、違う方に興味が向かってしまうので、私がお手伝いしました。出来上がったら全体に置いてバランスを考えます。次に絵の具で着彩するので貼りません。

ここが、スゴロクづくりの一番面白いところかもしれません。いろんなハプニングを登場させてゴールまでたどり着くまでの時間を稼ぎます。

ポイントは、直接書くのではなく、別の紙につくることです。子どもにとって、全体のバランスを考えながらつくことはちょっと難しいです。なので、あらかじめ別の紙で文章を書いておいて再構成する方が完成度が上がります。

逆に、小さな紙でマス目を作り、文章も考えた後、それを並べてから線でつなげるという作り方もあると思います。娘は、迷路とスゴロクが合体したような作り方をして遊んでいたのでこういうやり方にしました。

4.色を塗る

娘:絵具で色をぬりたーい。

母:お好きにどうぞ 

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色は塗らなくていい思うのですが、娘は最初から絵具で仕上げをしたかったようです。今回は、ぼんぼんりぼん ぬりえについてきた、固形絵具がついているパレットを使いました。この色塗りは結構大変そうでした。最後は、疲れた~とつぶやいていました。

 5.背景を考える

母:まわりはどうする?

娘:お花描く~

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油性ペンでお花を描いたあと、色鉛筆で塗っていました。絵の具は疲れたらしい。

 6.しあげ

最後に、文章が書かれたお店の紙を貼って、完成!!

親子でかなりの達成感!!

娘はかなり喜んでいました。

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娘が考えたストーリー

娘と私で考えたストーリーのいくつかを紹介します。

  • めがねをかけてまんぞく 1かいやすみ
  • ぱんやさんでぱんをたべすぎて 1かいやすみ
  • やおやさんでかいすぎてつかれる 1かいやすみ
  • さかなやさんでおまけのさかなをもらう 2こすすむ
  • おいけでふしぎなはなをみつける おしえてもらうためにはなやさんまでもどる

「めがねをかけてまんぞくして、1かいやすみ」とは、、なかなか面白い。思わず笑ってしまいました。「いけでおはなをみつける~」案は私が考えました。やはり、娘が考えるアイデアだけだと単調になるので。

でも、このストーリーを考えている時が一番ワクワクするようです。

遊ぶようす

さっそく、親子でやってみると、幼児にはちょうど良い短さでわりと楽しめました。小学生くらいだったら、文章が書いてあるマス目をもう少し増やした方が楽しそうですね。

ちなみに、今回作ったマスは、計37個 そのうち、文章が書いてあるマスは10個でした。

駒はペットボトルキャップを使いました。

おわりに

このスゴロクは、幼稚園や保育園で教えるとしたら絶対やらないな~というネタです。娘の性格をよく知っているし、マンツーマンだからできるネタです。もし、集団の中で作らせるとしたら、3,4年生くらいからかな~。人数やその集団の雰囲気によりますし、どれだけ大人が介入するかにもよりますが、、、。

5,6年生でも、ちゃんと大切なことを伝えないと、凝りすぎてしまって永遠に終わらないスゴロクになり、誰も遊んでくれないものになってしまいます。考えている時間は楽しいのですが、完成したらみんなで遊べる方がいいですよね。なので、もし、スゴロクを作らせる活動をするなら、マス目の数と文章を書くマスを大人で制御した方が無難です。その方が限られた中で面白いアイデアが生まれたりして楽しいスゴロクになると思います。

いつかまた、違うバージョンのスゴロクを作ってみたいと思います。

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参考

▼この本にのっているスゴロクの記事を参考にしました。図工の教科書にのっているネタが多いので、小学生くらいにおすすめの本です。 

あそびのレシピ (福音館の科学シリーズ)

あそびのレシピ (福音館の科学シリーズ)

 

▼「長崎ちゃんぽん」でもらえるグッズです。でも、すごろくが載っていない。。。確か前はあったんだけどな~なくなっちゃったかもしれません。マックのおまけに比べると見劣りはしますが、自由帳や英単語カードなども地味に重宝するグッズがあったりして侮れません。それにしても、「長崎ちゃんぽん」のちびっこメニューはほんとに量が多い!

www.ringerhut.jp

▼娘が使っているパレットです。ぼんぼんりぼんちゃんの塗り絵は描き終わってしまいましたが、このパレットの絵の具はまだ健在。片付けが楽なのでとても重宝しています。安かったのにこんなに使えてコスパ最高です。これだったら夕飯前でも絵の具好きに使っていいよ~と言えます。そろそろ、ちゃんとした筆洗を買おうかな~。 

ぼんぼんりぼん ぬりえ

ぼんぼんりぼん ぬりえ