なぐりがきは、スクリブルとも呼ばれ、1,2歳児のお子さんがグチャグチャに描いて遊ぶ絵のことを言います。絵というより手で遊んだ軌跡という感覚の方が近いと思います。
今回は、そのなぐりがき時代のことを思いだしながら遊んでみようという試みです。5歳で遊んでみましたが、もっと小さい年齢でもできると思います。
用意したもの
- 色鉛筆 白い紙
- 折り紙 ペン はさみ のり
遊び方
- 好きな色の色鉛筆を4本選ぶ。
- 鉛筆の持ち方はグー!
- ぐるぐる丸を描いてみよう
- ぐるぐるに目をつけてみよう。折り紙を丸く切ってペンで目を付ける
- どこに置こうかな?目の配置をいろいろ試すことで顔の表情が違う様子を楽しむ
- 目ができたら耳を付けてみようか、鼻を付けてみようか、いろいろ試して、、、
- 完成 豚だそうです。
楽しくなってしまったので、もう一枚。
最初大きな丸を描いたただけだとつまらなくなり、団子のように小さい丸を二つくっつけたら、、、、
鼻を付けてゾウの出来上がり!!ゾウにしようと決めてから耳をピンク色に塗りました。
最初から、○○を描こうという進め方ではなく、
まずは、ぐるぐる描いて遊んでみよう。偶然できた形から何に見えるかな?と考えて遊ぶお絵かきです。私は、目を作り、そこからイメージが広げられるようにしましたが、他の形に見えるなら別のものに変えてもいいと思います。お花に見える子、タイヤに見える子といろいろいると思います。子どもによって違う形に変えていくのも楽しいと思います。
ポイント
- 色鉛筆をトントンしてしっかり先をそろえて持つようにしてください。
- 4本持つのが難しいようだったら、2・3本でもOK。
- 逆に、何本も持ちたい様子だったらぜひ持たせてあげてください。
- 色を変えてぐるぐる遊んでもきれいにできます。
- 摩擦がないと、ぐるぐる描きにくいので数枚の紙を下に重ねた方がやりやすいです。
- ペンやクレヨンで遊んでも楽しいです。
- 5歳の娘だったので、耳や口などの形は自分で折紙で切らせましたが、もっと小さいお子さんだったら、あらかじめ耳や鼻口になりそうなパーツを大人が用意してあげるとストレスなくできるかもしれません。
娘の様子
最初、丸を描いて遊ぶだけなんてつまんな~い。と言っていましたが、見本を見せたらやるやる~となって、調子よく遊んでいました。ぐるぐる描き続けることで、色と色が重なり合う様子は楽しそうでした。でも、勢いよくやりすぎて穴があきそうになりました。上にも書きましたが、数枚重ねたほうがきれいに描くことができます。
見ていて面白いな~と思ったのが、力が入りやすい場所があるということ。下の写真をご覧ください。
下の部分に力が入るようです。描いている時には、円を描くのに均一に力が入っていると思ったのですが、よくよく見ると力の入れる癖みたいなのが面白いな~と感じました。まだ、手首・肘・肩を滑らかに動かせない小さな子だったらもっと円にムラがあって面白い形になったんじゃないかな~と想像しています。
おわりに
この円スクリブル。もう少し違うバージョンですが、大きな子では12歳くらでもやらせたことがありますが、結構楽しくやっていました。Eテレ「ノージー」の「ぐちゃぐちゃから出てきた絵」のように、頭を空っぽにしてひたすらぐるぐる円を描くのはたまにやると結構楽しいです。
でも、本音を言えば、2,3,4歳それぞれの年齢の時に同じ遊びをさせたかったな~。どんな丸を描いたんだろう、と気になります。実は、もっと下手な丸を描くと思っていたのですが、私と変わらないくらい上手な丸を描いていてびっくりしました。
2,3歳の頃、なんでやらせなかったんだろう、、、すごく後悔しています。
たかが丸、されど丸、丸から絵は始まっていく気がします。絵を描くのに抵抗があるお子さんには特におすすめの遊びです。
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