こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

鍵盤技術の忘却曲線(5歳)

娘はヤマハに通っています。練習嫌だ~と言いながら、なんだかんだ言って毎日練習しているところをみると、嫌いではないようです。ただ、鍵盤の練習って”遊び”の対極にある”訓練”のようにも思えるので、私のブログテーマからは外れるような気がするのですが、、、子どもの観察という意味では面白い発見があったので記事にしました。

こんなことがあった~数週間の外泊

こんなことがありました。娘は持病があるのでしょっちゅう入院をします。数週間は当たり前です。(この話はまたいつかどこかで。)毎日練習していたのに突然のピアノの練習の中断。でも、家に帰ったらまた毎日練習するんだろうな~と思ったら、びっくり。数週間前には軽々ひけた曲がまっっったく弾けないのです。

それを機に一気に自信を無くしてしまいました。

「こんなの簡単カンタン!!!」

って調子よく弾けていた曲がのきなみ全滅です。

親子でビックリ(+_+)

ちなみに、リトミックを終えて鍵盤の練習をスタートしてから約1年が過ぎた当時の技術はこんな感じでした。

 

  • 簡単な両手の曲が弾ける。(左手が和音の曲も弾ける)
  • ♭がつく曲の和音も弾ける

 

それが、全滅。。。。。

弾けるのは右手のメロディーがやっとでした。

以前簡単カンタンと言っていた曲が同じように弾けるまで2,3週間かかりました。やる気が急降下したことで練習するのも嫌になっちゃったのもその原因です。

メロディーは覚えているのにここまで極端に指が動かないって不思議でした。

こんなことがあった~半年前に弾けてた曲が弾けない

半年前に弾いていた曲は、まだ左手が和音になっていない簡単な両手奏でした。今の方が断然難しい曲です。なので、久しぶりにあの簡単な曲弾いてよ!とリクエストすると、「弾けない」と泣き出してしまいした。びっくり(+_+)です。メロディーは覚えているのに指が動かないんだそうです。でも、リクエストした当時、娘は毎日鍵盤の練習はしていていろんな曲をマスターしている頃でした。毎日練習しているから指は動くはずと思うのですが、そうはうまくいかないようです。

技術の忘却

例えば、自転車やスキーって一度できるようになったら、久しぶりでもすぐにカンが取り戻せるような気がしますが、鍵盤ってそういうものでもないようですね。いろいろな出来事の記憶はゆっくり緩やかに忘れ去られていくような気がしますが、ピアノ技術は、練習しなかったら崖のように一気に急降下する忘却曲線を描いているように思えます。ピアノの先生が、毎日5分でも鍵盤を触ってくださいという意味がよーーーく分かりました。逆に、5分でも毎日続けることが上達への道であることも強く実感しました。

半年以上前に見た映画のキャラクターの名前は憶えているのに、鍵盤の弾き方は忘れるって本当に不思議です。脳の記憶のメカニズムは複雑なんですね。

おわりに

数週間の外泊で、思うように弾けなくなった娘は「もうピアノやめる」と、すっかり自信を無くしてしまいました。娘の意見を尊重したいところですが、どうもひっかかります。すぐに諦めちゃうことを容認してよいものか。

もともと、ピアノが弾けるようになってもらいたいというより、集団に慣れることが目的だったのでいつ辞めてもいいやと思っていたのに、娘の「もうやめる」発言を聞いて、逆に「これは辞めさせたくない!」と強く思うようになりました。

今まで普通にできていたことが、病気のせいでできなくなる日が来る状況はこれからもたくさんあります。そんな時に、また立ち向かえる子になってほしいと思わずにはいられません。

一度できなくなったことを、もう一度練習して、まだできるようになって、そしてまた楽しくなって自信が生まれる。そんな経験をさせてあげたいな~と思いまいした。 

 

でも、長期間家を離れるときは、こんなキーボードがあっても楽しそう。出先で使えるのはありがたいと、妄想していました。

■ロールピアノ

弾き心地はよくないけれど、ちょっと練習するには良さそう。

■電子キーボード

ミニ鍵盤だけど、ないよりはマシ。以前隣のベッドのお姉ちゃんがこのキーボードで練習していました。入院中、長い回復期の時は意外に暇だったりするので鍵盤練習は意外にいいのかもしれません。

カシオ 電子ミニキーボード 44ミニ鍵盤 SA-76 ブラック&オレンジ

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