みてみてーー!
といっていた時代が懐かしくてたまりません。
このブログを思い返しても寂しいなぁと思います。
タイトル通り、娘は描いている絵を見せなくなりました。小学校5年生くらいからでしょうか。自分の物語の世界は自分だけのものにしたい。そんな思いは私にも身に覚えがあります。私の場合は、音楽でした。ずっと即興でキーボードを弾くのが大好きでした。けれど、それは誰にも聴かせたくない自分だけのもの。きっと娘もそういった類のことなんでしょう。
そんなある日、あまりにも没頭して漫画やイラストを描き続ける中学生の娘に、夫が業をにやし、iPadはあなたのものではないだから見せなさいとかなんとかいって、娘の作品を見ることに成功しました。そして、親バカながら絶賛の嵐。「これは、(娘)の力を伸ばした方がいいよ」と血相を変えて私に報告してくれました。画力だけでなく、漫画のストーリーコマ割り、構図、全部すごくいいらしい(夫談)。
でも、娘はいう「お母さんには見せたくない」
あー、やっぱりな。という感じです。というのも、私もなんとなく見ちゃいけないような気がしたからです。夫より、娘と一緒にいる時間が長い私だからこそ、絵を見てしまうことで娘の想像の魔法が解けてどっか消えちゃうような気がしたのです。
どうして、あんなに親に私は音楽を聴かせたくなかったのか、当時の自分も不思議だったのですが、今やっと答え合わせができたような気がします。
でも、悔しいから一言娘に付け加えてやりました。
「じゃーお母さんが、(娘)ちゃんの絵を見る時は作家さんになって出版された時だね」
えーーーって笑っていたけれど、夫とは違う娘との距離感、それもまたいいんじゃないかなと思う夜でした。
↓5歳の時に描いてた絵 懐かしすぎる
↓ここに登場する絵は多分同じく5,6歳ごろで描いたやつだと思います。