「クリスマスっぽい飾りを作りたい。」
そんな娘の願いをかなえるべく、こんな風に遊んでみました。
親の力量が問われる完成度の高いクリスマスツリーというより、子どもがたくさん手を動かして作り上げる簡単なものにしました。見た目はイマイチかもしれませんが、今回のテーマは、全部自分で作ったんだ!っと思わせるものです。
さらに、(タイトル盛り気味でとっても恥ずかしいのですが)図形の性質を感じられるような工夫をしてみました。
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用意したもの
- 緑と黄緑の画用紙(253×325㎜)
- 丸いシール
- セロハンテープ
- 30㎝ものさし
- 鉛筆
- コンパス
やり方
①
約B4の大きさの画用紙を無駄なく使うため、こんな感じに、線をひきました。1辺が10㎝の三角形が8つと、20㎝の三角形が二つ取れます。
正三角形になるように、コンパスを使って線をひきました。
②
はさみで切るのは娘の担当。
合計20個の三角形ができました。
10㎝の三角形 緑8+黄緑8=16個
20㎝の三角形 緑2+黄緑2=4個
③
「この三角形を使って、好きなクリスマスツリーを作ってみたら」
と投げかけて、いろんな形を作って遊びました。
自分の好きなツリーをデザインを試行錯誤しながら作り上げるために床に並べて遊びました。
▼まず、これ。
20㎝の三角形の中に4つ10㎝の三角形が入ることを無意識に感じているんでしょうか。
▼その次は、これ。
クリスマスツリーじゃなくて、林っぽいですね。
本当は、もっとたくさん作って遊んでいたのですが、撮影が間に合いませんでした。
思いだしながら、娘が考えたレイアウトを復元してみました。
▼大きい三角と小さい三角を組み合わせようと最初は考えていたようです。
▼10㎝の三角形だけでツリーを作ると(全体が)小さい~と不満を述べていました。
▼作ってみたものの、イマイチとのこと。白い部分が大きすぎるのが嫌なんだそうです。
そして、娘からこんな訴えが。
「小さい三角だけで大きなクリスマスツリーが作りたい」
どうやら、大小組み合わせた三角形だと思い通りにならないようです。
やっぱり、まだ幼児には難しかったのかな。
20㎝の三角形を切って10㎝の三角形を8個増やしました。
④
床の上に並べ終わりデザインが決まったら、「丸いシールで飾りをつけてみようか」
と声をかけました。絵を描いてもいいんですが、今回はシンプルな色と形の構成を楽しむのもいいかな~と思って、丸いシールを渡しました。
⑤
シールを貼ることができたら、最後は、セロハンテープをわっかにして、壁にどんどん貼っていきます。もちろんできるだけ娘に貼らせます。
そして、出来上がったのがこれ。
勢いよくシールを貼り続けていたので、私はその場を離れ娘に任せていたら、丸シールを使い切っていました。娘は自信満々に、「ぜーんぶ4つずつにしたんだよ!」と言いますが、あれ?時々5個ずつ入ってる。でも、娘の気分は全部4つずつシールを貼ったつもりだったようです。
来年、給食の配膳ちゃんとできるのかな。と不安になりましたが、かなり満足していたので、やってよかったな~と思います。
おわりに
6歳の娘がつくりましたが、もっと小さい年齢でもできると思います。すぐ作れますし、お金もそんなにかからないので気軽に遊べます。
これをやったから数学的思考力が高まるかどうかは分かりません。ただ、数学の先生とコラボしたアートの授業を見たことがあったので真似してみました。
その時はパターンブロックのようにいろんな形の画用紙を用意して作っていましたが、今回のように三角だけでもかなり楽しいですね。
娘が、大小違う大きさの三角形を思うように操れないのは、切り口がふにゃふにゃだったから気に入らなかったのかもしれません。次回やる時は、ビシッと正三角形を私が作ってから娘に与えてみたいと思います。
親も一緒に作って楽しむアート活動大好きです。
でも、子どもが一人で作り上げたんだ!って思わせられるようなアート活動は大切にしたいものです。