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こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

初めてのはさみ~はさみを使うときのやくそく

はさみについて書き始めたら止まらなくなりました。もともと、はさみの教え方は興味対象だったのでいろいろ考えていたのですが、まとめるのが面倒くさくて放置していました。ようやく、スイッチが入ったので忘れないうちに書き続けようと思います。

今回は、我が家で初めてはさみを使う際にどんな約束をしたかの話です。

初めての「はさみのやくそく」

はさみを使うまえに、こんな話をしました。

 

①はさみを使うときは座って使ってね

②かあさんの言うことをよく聞いてね

この二つの約束が守れなかったら、はさみはおしまいだよ

 

この二つが娘に与えたはさみのルールです。2歳ではさみを渡したので、たくさんあるルールを一気に伝えるのは無理でした。ルールはこの二つにしぼり、はさみを使う前に確認させました。

はさみを使うときは座って使ってね

一つくらいは私が言わなくても自分で守れるルールを教え込みたかったのです。

私が「座って」、という前に自分で座っていられるか、これができているかできていないかで、次の「かあさんの言うことをよく聞いてね」のルールの実行具合に影響を与える気がしたのです。例えば、はさみをするときはどうするんだった?この一言で、いつもと違う空気が漂いました。自分がはさみを使いたいからルールを守るんだという状況を作り上げたかったのです。

かあさんの言うことをよく聞いてね

かあさんの言いたいことは、たくさんあります。紙しか切っちゃダメだよ。人にはさみを向けちゃだめだよ、持ち方はこうだよ、、、、。でも、これらを最初に全部言っても覚えちゃいない。それで、約束をざっくりひとまとめにしたのがこれ。口調は優しくても、

「はさみで遊ぶときは母さんの言うことは絶対なんじゃ!!それに逆らうならはさみはやらんっ!!」という独裁者的なイメージ

で子どもと契約しました。そして、子どもが実際に行ってしまう危ないことをその都度教えていきました。その注意が守れないときは終了~。「だって、かあさんの言うことを聞けなかったらおしまいって約束したでしょ!」と契約違反をつきつけられます。最初から、子どもが行うであろう危ないことを言葉で細かく説明しても子どもは分かりません。それに、予想外の危ないこともしてしまうので、最初にたくさんルールを説明する意味がないような気がしたのです。結果、やってはいけないことを、遊びながらその都度伝えることでやってはいけないことの理解が積み重なっていったような気がします。

ちなみに、やっちゃダメなことを最初に言葉にしてしまったがために、それをやりたくなってしまう子が教え子の中にいました。その経験から、やってはいけないことを説明することに慎重になりました。でも、そういう子の作品は本当に面白い。やっちゃダメって言うと、「へー、そんなやり方もあるんだ!」という好奇心に火をつけてしまうようです。ちなみに、夫の幼少期の武勇伝を聞くと、そんなことばっかり。娘に先にやってはダメなことを言うのはやめようと思いました。

言葉であらわさなかった暗黙のルール~はさみは母の支配下にある

えらそうな見出しですが、私が言い忘れて結果的にこれでもよかったと思ったことです。はさみは、娘が絶対手が届かない私の文具コーナーに置いてあるところにしまっていました。娘がはさみを使いたいときは、娘の要望を受けて私がそこから出して「はさみの約束なんだった?」と確認してからスタートします。(年齢によっては言えないかもしれませんが、子どもが自分で①と②って声に出して言えたら効果的です。)終わった時も、私が娘からはさみを受け取り、私がしまいました。

この行動だけで、娘ははさみは一人で使えないものなんだと学習していました。はさみは娘のものですが、母さんの支配下にあるものだと理解していました。本当は、はさみはお母さんと一緒にやろうねとか言ってあげればよかったのですが言い忘れていました。なんとかなるものです。4歳になった現在では、はさみは娘の管理下です。

はさみの危険性をどう伝えるか

はさみで手を切るとどうなる?ということはあえて言いませんでしたが、多くの方が紹介しているように、我が家もこれを読みました。物語を通して、はさみによっておこりうる出来事が想像できて助かりました。 

わにわにのおおけが (幼児絵本シリーズ)

わにわにのおおけが (幼児絵本シリーズ)

 

でも、刃物の危険性の伝え方は迷いっぱなしです。言いすぎて恐怖感を与えるのも嫌だし。自分で小さなけがの体験を積み重ねないと、本当の刃物の危険性は理解できないのかな~。

はさみをもつ娘の様子

プラスチックのはさみのときも、ステンレスの刃のはさみのときも、思ったほど危ないことはしませんでした。はさみをやりたがっていただけあって、はさみはどういうもので、どういう風に使うかということは小さいながらによく見ていたようです。

ただ、、、私の膝に入って一緒はさみをもってにやろうとしなかった。。。この頃「自分で~!!」という言葉が口癖だったように、一人でなんでもやりたがっていましたので、最初から娘が一人ではさみを持って紙を切っていました。本当は娘を膝に入れて、一緒にはさみをもった方が良かったと思います。

***

危ないと思ったのは、勢いよく切りすぎて私にはさみがあたりそうになったことです。私が口を酸っぱくして言い続けていたのが、

「ゆっくりだよ~」

「わにさんみたいにはさみの口を大きく開けて、閉じて」

という言葉です。はさみの口を開けて~というと、自分の口も開けててかわいかった~と今は懐かしく思い出されます。

***

そして、、、、なんといってもノージーの影響はすごかった。

チーミーさんが歌う、「♪かみぃ~をまぁっすぐ切るときは~」のちょきちょきソングはすごい。娘にすりこまれていました。あれが大好きだった娘は、はさみの使い方を予習していたようです。

紙をまっすぐ切るときは
両脇をしめて はさみを立てます
ちょきちょきちょきちょきちょきちょっきん!

私、一言も使い方を説明しなくてすみました。

娘の工作生活にノージーなしでは語れません。

NHKにお願いです。この♪ちょきちょきソング や ♪のりマスター

youtubeで手軽に見られるようにしてください。

www.nhk.or.jp

2歳の娘にはさみを教えるときに自分が心がけたたことまとめ

スタートが3歳だったらもう少し言葉で説明してもよかったと思いますが、2歳なったばかりの頃にはさみを与えてしまったので、こんなことを意識してはさみで遊ばせました。

  • はさみを使うには、ルールがあることをすりこませる
  • かける言葉はできるだけシンプルにできるだけ少なく
  • 危ないことは事前に説明しすぎない
  • 危ない行動をしたときに、その都度「それはダメ」なことだと伝える
  • 紙が切れなくてもはさみが使える喜びを大切に

というような感じではさみ遊びを繰り返していました。

危ない行動を見てその都度注意できるくらい心の余裕がもてたのは、スタートがプラスチックのはさみだったからだと思います。この記事を書いててやっぱり思うのは、2歳になったばかりの娘に与えるのはちょっと早かったな~。娘は楽しそうにはさみ遊びをしていましたが、安心してはさみを与えられるには言葉をもうちょっと理解して、落ち着いてからの方が良かったかもと反省しています。それくらいのお年頃で、ステンレスのはさみでスタートするのが理想かもしれません。

おわりに

絵や工作を教える仕事をしてきましたが、幼児は5,6歳しか教えたことがなく、一番長く教えていたのは小学生でした。初めてのはさみの指導については素人です。

ただ、はさみなど刃物の教え方は、仕事柄いろいろ考えてきました。特に集団で彫刻刀やカッターを使うときは、小学生でもかなり気を使います。注意する内容、言葉の選出、それを子どもに伝えるタイミング、守らせる雰囲気づくり、これらを子どもに合わせて真面目に考え、それなりに研修も受けてきました。そんな経験をもとに、初めてはさみを使わせるにはどうしたらいいんだろうと、私なりに工夫してみました。

なんとなくこれでうまくいったかのように思いますが、うちはたまたまこのルールで成立しただけの話です。素人が試行錯誤した結果なので、もっと他に良いやり方があると思います。はさみを使うときのルールをご家庭で作るときのサンプルの一つとして読んでいただければ幸いです。

***

私の頭の中は今はさみブームなので、次もはさみ記事を書きます。まさか、はさみだけでこんなに書けるとは思いませんでした。連続で読んでくださる方がいるというのはうれしいやら恥ずかしいやら。時々、書きたいテーマが止まらなくなることがあるのです。

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過去記事

初めてのはさみ~プラスチックのはさみで紙を切る(2歳) 

初めてのはさみ~いつからはさみは使えるの?

 

 日本未来科学館の「おやっこ広場」のルールはとても参考になりました。

hipopocroco.hatenadiary.com