こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

カブトムシの幼虫がやってきた~ペットボトルで育てる

縁あって、カブトムシの幼虫をいただけることになりました。幼虫から育てたことがないばかりか、ちょっと幼虫がこわいと思っている私にとってハードルの高い飼育です。「どうしよう」と途方に暮れていましたがいろいろ調べまくって、ようやく幼虫のベッドを作るところまでできました。

今回は、こどもがどうあそぶか、というより、どうやってカブトムシの幼虫を育てるかを調べまくった記録です。6歳の娘はと言えば、「こわい~」と逃げ回っていました。男の子なら違う反応なんでしょうが、娘は最初のうちはダメでしたね。

幼虫の写真が出てきますので、苦手な方はそっと立ち去ってください。

ペットボトルで幼虫のベッドをつくる

いろいろ調べた結果、虫かごよりペットボトルが手軽で良さそうな気がしたのでこんな風に作ってみました。

  1. 2リットルのペットボトルを用意する。
  2. 上の部分をはさみで切るf:id:hipopocroco:20170528015934j:plain
  3. カブトムシ用マットを入れるとともに、いただいた土を混ぜながらペットボトルに詰めていく。ペットボトル一本につき一匹の予定です。
  4. 幼虫をのせると~、ものすごいスピードで潜っていきました。幼虫はまだ白くて動きも活発だったのでほっとしました。f:id:hipopocroco:20170528020026j:plain▼手前の穴が最初に入れた幼虫のもぐった穴です。f:id:hipopocroco:20170528020125j:plain
  5. 土を8割ほどいれて、周りを新聞紙でくるみます。
  6. 最後に、生ゴミ用不織布と輪ゴムでカバーをして完成。(不織布は、穴あけパンチで穴をあけましたが、その必要はないかもしれません。)f:id:hipopocroco:20170528020143j:plain

注意したこと

  • 幼虫は素手で触らずスプーンで優しくすくう。(幼虫の表面はとてもデリケートで人間の手の細菌や温度でトラブルをおこすそうです。)
  • 土はカブトムシマット専用の土。少し湿り気があり、ぎゅっと握ると団子ができそうなかたさ。
  • ペットボトルに入れたあとは、そーっとしておく。
  • なるだけ薄暗く、一定の温度が保てそうなところに置く。
  • 土の表面を乾燥させない。かびさせない。こまめにチェックして水分を調節する。

▼詳しい育て方はこちらのサイトでお世話になりました。すごーく細かく書かれているのでとても参考になりました。

tsukimushi.com

心配なこと~5月末にマットを作り直した

頂いたのが、5月末。ビニール袋に入っている状態で到着したので、急いでペットボトルに移し替えました。でも、5月末は蛹室をつくる作業にとりかかるハズです。そんな時期に掘り起こされてしまったので、もしかしたらサナギになれないかもしれません。

あとから気が付いたのですが、土の底の10㎝くらいの部分を固めてあげた方が蛹室がつくりやすいとのこと。うっかり忘れて、柔らかい土のまま幼虫をいれてしまいました。

夏になったらちゃんと、出てきてくれるのでしょうか。とても心配ですが、仕方がない。しばらく待つしかありません。もし、カブトムシが地上に出てこなかったらやはりこの5月末にマットを作り直したことが原因だと思います。それはそれで記録していきたいと思います。

娘の様子(6歳)

「きゃー。」「やだー。」「こわーい。」を連発して最初は近づきませんでした。でも、実は私もこわいのです。一人で土を掘り起こしてペットボトルに移し変えるのはとても勇気がいる作業です。なので、「お母さんだってこわいよ~。側にいて~」なんていいながら、二人でぎゃあぎゃあいいながら、作業をしました。すると、私の背中越しに近寄り、最後には至近距離でのぞきこんで見ていました。私自身もそうですが、ずーっと見ていると慣れてくるものですね。幼虫を土の上に置いた途端、猛スピードでもぐっていく様子は本当に面白くて、娘も最後の4匹目をペットボトルに移すときはじっくり見ていました。

おわりに

もっと子どもが興味を示すのかと思ったのですが、夢中になってしまったのは母である私の方でした。このブログで書く内容もだんだんそんな傾向が強くなってしまい、いかんな~と思っています。本当は、子どもから自然にあふれる遊びの観察をするハズだったのですが、娘が喜びそうな遊びを見つけて自分が楽しんでしまっています。小さい頃のことを思いだして懐かしくなり、「あの時は金銭的にも技術的にもできなかったことが、今ならできる。」と、当時の自分の渇望感を今さら埋めているような気がしてきました。

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おまけ

実は、他の幼虫も育てています。

それはこれ。アゲハ蝶の幼虫です。

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▼今日無事にサナギの準備にとりかかりました。

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▼上の写真から1時間くらいでこんな形に変化しました。

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この幼虫も、娘は、最初の方は、「こわい、こわい」と言っていましたが、今では二人で眺めてみています。カブトムシの幼虫より動きがあって面白いです。いつか、卵から育ててきっちり観察してみたいな。

それにしても、娘がアゲハ蝶の幼虫について結構知っていてびっくりしました。口から糸出すんだよ。とか偉そうに言っていて、なんでだろう???と不思議に思ったていたらやっと分かりました。

ミミクリーズのおかげです。この番組にはとても感謝していますが、実際に間近で見て感じた知識を増やしてほしいな~と思いました。

www.nhk.jp

追記

5月にペットボトルに移したのでもうだめかと思ったのですが、無事に成虫になり2匹はご結婚しました。
でも、やっぱり育てるのは難しいですね~。その結末の様子はこちら。

hipopocroco.hatenadiary.com