子どもが遊んでいる部屋で音楽をかけることが多い我が家です。
思い返せば、0歳の頃からいろいろな音楽をかけて過ごしてきました。でも、それは、娘のためというより、自分のためでもありました。イライラしたり欝々した気分を変えるのに、音楽は欠かせませんでした。
CDプレイヤーを娘専用にする
音楽の好みが出てきたのは2歳くらいからでしょうか。
すると、自分で好きな音楽をかけたいという欲求から自分で操作をしたがるようになりました。
そこで、
古いCDプレイヤーを娘専用にすることにしました。
さらに、お気に入りの音楽はリサイクルショップで激安でゲットしていました。
スマホでダウンロードして聞かせてもよかったのですが、どうしても、娘にスマホを渡したくなかったのです。教育的な意味ではなく、子どもに渡して自分のスマホの設定がおかしくなることにものすごくストレスを感じるのです。
2~4歳頃は、CDもすぐにボロボロになっていましたが、5歳頃からは、きれいに使えるようになりほっとしています。ほんとは、子ども用にタブレットなどを用意してあげたいところですが、ケチっています。
幼稚園で見た、楽しい音楽との付き合い方
家では自由に好きなCDをかけて遊ぶ娘ですが、幼稚園ではどうしているんだろうとおもったら、先日面白い音楽の使い方を発見をしてしまいました。
授業参観で、子どもたちの自由な遊びの様子を見る機会がありました。すると、ストリートダンサーのごとくカセットデッキをかかえ音楽をガンガン鳴らしながら歩く子がいたのです。
カセットデッキを右手に持ちながら、ノリノリで「エグゼイ エグゼイ」とうたっているのです。
思わず二度見してしまったのですが、右手に持っているのはカセットデッキです!
電池式で自由に好きな場所に運んでもよいらしく、プリキュアの曲をかけて踊っているグループもいました。
さらに、驚かされたのは、操作は全部子どもにまかせていることでした。たいてい、学校や幼稚園では、デリケートな機械は子どもは触っちゃダメと言われるものだと思っていたのですが、娘の幼稚園では、子どもたちがパッとみて感覚的に分かるようにシールが貼られていました。そのシールを見て、曲を巻き戻したり再生したりしているのです。
カセットは10分テープ。一つのカセットにつき一曲しか入っていません。
こんな感じのテープが10本くらいあって、好きな曲を自分で選んでかけられるようになっています。
スマホだったら、このサイズで膨大な曲が聴けるというのに、なんというアナログ。
でも、だからこそ、子どもたちが自由に音楽を聴けることができるんですね。幼い子が集団で生活する中で、ルールを守って自由に使わせられるプレイヤーとしては優秀なんだな~と感じました。
おわりに
音楽を聴くのに、子どもが一番使いやすい方法は何かな~と迷いますが、幼稚園ではまさかのカセットデッキ。衝撃でした。確かに、見た目で直感的に一番操作しやすい機械なのかもしれません。
今後、スマホやタブレットが幼稚園に導入されることもあると思います。多分、子どもたちは、それらを扱うことは可能だと思いますが、カセットテープを自由に使わせてもらえる経験なんて、家ではさせられません。すごく貴重な体験をさせてもらえてるんだな~と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
あ~どうか、カセットデッキがなくなりませんように。
カセットテープの製造が中止になりませんように。
おまけ
カセットの魅力が伝わってきます。