ある日、夫が、
「舞」と「踊り」ってどう違うんだろう。
とつぶやいた。
ずーっとその言葉が私も気になってて、時々何かをきっかけに「どう違うんだろう」なんて想像を巡らせます。クラブのフロアで自由に踊るのと、盆踊りで踊るのって根っこの部分で何かつながっているような気がします。
でも、クラブで踊る感覚とコレオグラファーによって作られた踊りでは、使ってる曲が同じだったり踊りのタイプは似ていても、何かが違う気がします。うまく答えにできず歯がゆく感じていますし、文章にうまくできません。
そんな、ぼんやりとした私の疑問をさらに深めるようなことを娘がしてくれました。
最近、娘はこのCDを聞きまくってます。
そして、この曲が流れると踊りだすのです。
【和訳付き】イエヴァンポルカ (フィンランド民謡) "Ievan Polkka" - カナ読み有【修正版は説明欄にて公開】 - YouTube
ロイツマ・初音ミクがネギを持って踊ってた曲と言えば分かる方も多いかと思います。当然娘はその動画なんて知らないのですが、大好きな曲です。
娘が言うには、番組では靴の音を立てながら踊ることがテーマになっている番組構成だったようです。なので、それを真似して踊りたいんだそうです。
しかも、踊り方は適当で、音楽に身を任せて自由に踊りまくります。
さらに、もう一曲娘が踊りまくる曲があります。
それが、これ。
Pharrell Williams - Happy (Official Music Video)
たくさんのトリビュートビデオが投稿され話題になりました。先ほど紹介したCDに、この曲のカバーが収録されています。
世界中で踊られまくったことを知らない娘が、この曲を聴いて踊りまくるっていうのは、やっぱり魅力があるんでしょうか。
そして、面白いのが、お父さんに見られていると分かった瞬間、何事もなかったようにピタっと踊りをやめること。
もしかすると、音楽に入り込むというかトランス状態に浸りたいのかな~なんてぼんやり考えながら、娘の踊っている気配を感じながらなるべく声をかけないように過ごしています。(私の前では自由に踊りまくっているのも面白い。)
不思議ですね。
踊りを教えたわけでもないのに、自然に体が動き出すのは誰でも持っている能力なんでしょうか。もちろん、Eテレ「いないいないばあっ」「おかあさんといっしょ」の影響は大きいと思います。「ワンワンパラダイス」なんかノリノリで踊っていましたし。もちろん、最近ではアイカツやプリキュアの曲でも踊りまくっています。
今回面白いな~~と思うのは、踊り方を知らない曲で踊りまくっていること。Farrellの「Happy」なんて動画を見せたことなかったのに踊っているからすごいです。(動画を見せてからさらに盛り上がって踊っています。)
私も踊るのは好きだったので、まあ、血は争えないといえばそれまでなんですが。
そんな、「子どもの踊り」を通して沸き上がる「踊り」に対する疑問の答えに近づけてくれたブログに出会ったのでご紹介します。
このようにいろいろなことを纏めていくと、やはり「舞」とは回転する動作を言い、「舞」はみんなに見てもらうように、心や動きが先にあり、皆の前を一回転することから始まったのかもしれないのではないでしょうか?
そして「踊り」とは多分「音頭とり」からきたのではないでしょうか?それがつまって「おどり」となったのかも知れません。心より先に「音」があり、音楽に合わせ指揮者のように手や足体をリズムに合わせて動かす動きをさすのではないでしょうか?
難しいなぁ・・・
舞台で活躍されている方さえも「難しい」とおっしゃるくらいなので、「踊り」と「舞」の違いってこうだ!なんて言いきれるものではありませんが、私が感じていたことをとても分かりやすい言葉で示してくれたような気がしてとても興味深かったです。”心よりさきに音がある”なるほど!!目から鱗でした。もしかすると、舞は何かを表現する意味合いが強いのかもしれません。
子供は、踊って何かを表現するより、ただただ、音を感じて楽しんでいるんでしょうね。ということは、舞ではない???
子どもは誰でもみんな、そんな風に踊るものなんでしょうか?気になります。
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「舞と踊りの違い」について興味をもたれた方、この記事はとても面白いです。ぜひ、最初からご覧になってください。
能。一度だけ見たことがありますが、厳かな雰囲気に圧倒されました。生で見る舞台は神聖な気持ちになります。でも、今はお金も時間もない。いつかまた行けたらいいな~。