娘へのプレゼントなんてあまり買わない夫が、ある日「これを買ってあげよう」と指をさしたのは、国語辞典。娘と私で、「え~~~~」とドン引きした。
夫が辞書を買った時、娘はまだ5歳。到底使えるわけがないと思ってました。
今回は、夫が買ってきた辞書を娘がどう使うようになったかのお話です。
お父さんの「今日辞書使った?」 攻撃
当時の娘には、辞書をひいても、載っている言葉が分かりません。字も小さくて読みにくい。でも、夫曰く、「娘にはあった方がいい。」と譲りません。ひらがなが読めるようになったんだから、使えるでしょ?と強気です。あいうえおの順番も覚えてないのにできるわけないと思っていました。
勉強は、興味があって楽しいと思うことは先取りしてもいいけど、そうでなければ小学校に行ってからでいいかなと思っていました。
しぶしぶ、最初こそひき方を教えてあげましたが、結局本棚に入ったままでした。でも、ある日から夫のささやきが始まります。
夫「(むすめ)ちゃん、今日辞書使った?」
娘「使ってな~い。」
夫「分からない言葉、自分で調べられるんだよ」
娘「はーい」(ちょっとつまらなさそう)
こんな感じのやり取りが3ヶ月くらい続きました。
そもそも、私も乗り気じゃないので、「辞書ひいてみようか」なんて言ったこともありません。でも、夫の繰り返される「辞書使った?」攻撃は、じわじわ効いてくるのです。きつい言葉でなく、優しいあいさつがわりの「辞書使った?」という声かけによって「辞書はひかなくてはならないものなんだ」とすりこまれていきました。
そして、お父さんが大好きな娘は褒めてもらいたい一心で、徐々に辞書を使う日が増えてきました。もちろん、辞書に載っている言葉自体が分からない時もあり、結局私が解説をするはめになるので面倒です。でも、すっきり分かる時があると自信につながっています。
辞書なんてムリムリと思っていましたが、使えないことはなさそうです。
おわりに
でも、これ、私がやらせようとしてもできなかったと思います。娘はお父さんが大好きです。そして、仕事の帰りが遅くてなかなか会えないという、いい感じのレアキャラだからこそ、ちょっと難しいことでもチャレンジできたと思ってます。
悔しいけれど、私がほめるより夫がほめる方が10倍くらい効果がある気がします。
おまけ 辞書と漫画
辞書が登場する本は、
漫画!
特にドラえもん!
ほどよく難しい言葉が登場するし、イラストによって言葉の意味をイメージできるので調べやすいようです。
ちなみに、漫画も夫が4歳の時に買い与え読み聞かせをしていました。今では一人で黙読しています。最初、絵だけを見ていると思ったのですが、「この言葉なーに?」と聞いてくるところをみる本当に黙読しているようです。
夫の作戦は良い方向に進んでいるようです。
ただ、最近娘の興味が
漫画>絵本
になってきて気になります。絵の少ない児童書を読み聞かせしていると、真剣に聞いていたと思ったら「よくわかんなーい」の解答。全然理解できていませんでした。
漫画は私も大好きですが、やっぱり絵本を読む習慣はつけさせてあげたいな~と思いました。
参考
今使っている辞書
新レインボー小学国語辞典 改訂第5版 小型版(オールカラー) (小学生向辞典・事典)
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