こどものあそび観察日記

こどもの充実した時間とはなんぞや!?

「西はどっち?」子どもの方向感覚を鍛えるゲーム

前回こんな記事を書きました。 

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スマホが使えなくて、ドキドキしながら一人旅を楽しみました。

知らない場所を、地図を頼りにふらふら歩くのが好きなたちです。道を間違えひどく遠回りをして目的地に着くこともありますが、時間と体力に余裕さえあれば楽しい。

でも、私のように地図をぐるぐる回すのではなく、娘にはきちんとした方向感覚を身につけてほしいと思います。そこで、3歳くらいから方向感覚に関係するこんなゲームをしています。

お出かけしたときに、電車や信号などの待ち時間、ちょっと手持無沙汰な時にやっている遊びをまとめてみました。

西はどっちだゲーム

  • 太陽が沈む方角が西であることを事前に教えておく。
  • 晴れた日の夕方、影が出る状況をねらう。
  • 地元ではなく、お出かけした日がベスト。
  • 質問「問題です。西はどっちでしょうか?」
  • 5歳頃~(3・4歳でもできそうです)

晴れた日の夕方の時間帯であれば、超簡単です。でも、慣れてない最初の頃は難しく考え込んでたりして面白い。正解したときは、大喜びしていました。クイズっぽいものが楽しいお年頃にはいいですね。

冬至に近い時期だと影もぐいーんと長くなるので太陽の動きに興味をもたせるのは良さそうです。

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東をあてるゲームもいいと思いますが、朝は慌ただしいことが多いのであまりやりません。

南はどっちだゲーム

  • 西の方角をあてられるようになったら。
  • 晴れた日の夕方、影が出る状況をねらう。
  • 地元ではなく、お出かけした日がベスト。
  • 質問「問題です。はどっちでしょうか?」
  • 6歳~(まだまだ6歳でも難しそうです)

西はどっちだゲームの応用編です。西が分かれば南も分かるはず。娘6歳ですが、これが難しい。西の方角を理解してないと南は分かりません。適度に難しくて面白いのですが、疲れてると怒りだします。「難しい~き~っつ!!」っていう感じで。

おうちはどっちだゲーム

  • 自宅から少し離れた公園などの屋外で実施。
  • 家の近くのランドマークが見える場合に実施。
  • 質問「問題です。おうちはどっちでしょうか?」
  • 5歳~(5歳の時はまだ難しそうでしたが6歳の今では楽しそうに考えます。)

我が家の近くには、街のランドマークといえるような建造物があります。そこで、自転車で移動できる距離で遊んでいる時などこんな質問をします。自分の立っている場所をぐるっと回って、自分の家の近くのランドマークを自分で探すのは結構楽しそうです。

ただ、そのランドマークが見えないと意味がないので、この質問を出せる範囲は限られています。スカイツリーなどの電波塔がある地域だとかなり遠く離れ場所でもおうちの方角を探す遊びができそうですね。

 ピクトグラム探しゲーム

  • デパート・ショッピングモールなど大型商業施設で行うのが楽しい。
  • 探すものは、(WC・EV・エスカレーター・非常口)マーク。
  • 3歳~(トイレ探しは3歳でも真剣にやります。)

 以前この記事でも書きましたが、ピクトグラム探しはオリエンテーリングみたいで楽しいです。

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我が家では、3歳からこの遊びをしてきました。

よくやるのがトイレ探し。外食する際、注文した後はトイレに行って手を洗う習慣があります。そこで、デパートやショッピングモールのレストランに行った時には、娘にトイレ・エクスプロアリング(?)をさせて時間をつぶしています。トイレに行った後も、自分のいたお店を探してみよう!という感じで小さな冒険をさせています。これが、食事が運ばれるまでのいい暇つぶしになります。

地下鉄路線探し&出口探しゲーム

【路線探しゲーム】

  • 大きな駅で乗り換えをするときに、行き先の路線を探す。
  • 質問例「赤い丸で囲まれたMのマークを探してみよう!」(丸の内線)
  • 3歳くらいから(アルファベットと色さえ分かるお年頃だったら何歳でも)

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【出口探しゲーム】

  • 大きな駅で出口探しをする。
  • 何番出口かは、大人が確認する。
  • 質問例「5番出口を探してみよう!」
  • 3歳くらいから(数字が読める年齢からできると思います。)

東京の地下鉄乗り換えは慣れない方にとってはストレスかと思います。子どもも、歩いていてそんなに楽しいものではなく、なだめすかしながら連れていくことも多いものです。そんな時、「路線を探せ!」「○番出口を探せ!」とミッションを出し、能動的に歩かせることを意識すると一瞬でもやる気を出してゲーム感覚で探しながら歩いてくれます。(疲れているとそのやる気も持続しませんが。)しかも、どういうわけか、色や形って大人より子どもの方が見つけるのが上手だったりするので、小さな子でも侮れません。

もし、東京に子どもと遊びに来ることがありましたら、「危ないからしっかりついてきなさい」だけでなく、一緒に路線や出口を探してみてください。オリンピックに向けて駅表示を分かりやすくするなど交通機関も頑張っているので、小さな子どもでも分かる場合があります。

おわりに

ゲームといっても、数分で終わるようなものばかりです。でも、その数分で少しだけテンションがあがり「楽しい!」と感じられたら嬉しいなと思っています。

「方向感覚を鍛える」とタイトルに書きましたが本当に鍛えられているかは疑問です。タイトル盛り気味で落ち着かなくて嫌なのですが、他に良い言葉が見つからずこれにしました。タイトルって難しいですね。

でも、現在(6歳)では初めての商業施設でも自力でトイレに行き自分のお店に戻ることができます。何かと怖いので私も付き添いますが、口出ししません。娘は私よりトイレを見つけるのは早くなり、エレベーターやエスカレーターを探す時にも娘を先頭に歩かせられるようになりました。(時々間違えてますが)

6歳くらいになれば誰でもできることなのかもしれませんが、もし今までの成果だとしたらちょっと嬉しい。標識を見つけるだけだったら方向感覚を鍛えることには直接結びつかないかもしれません。でも、能動的に歩く習慣が方向感覚を養うことにつながるんじゃないかと思っています。

私が娘にやらせている試みは自己満足かもしれませんが、その時間を娘が楽しめているならいいんじゃないかと思い、続けています。

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