ブログの更新が最近滞っています。
というのも、遊びを観察する機会がぐんっと減りました。
今までは、「おかあさんといっしょ」がデフォルトな生活でした。
幼稚園・学校以外はおかあさんといっしょに何かしらして過ごす生活です。面倒で、早く一人の時間が欲しいと切実に思っていたはずなのに、あれ?っと肩すかしをくらうように、ふっと娘が離れはじめました。
親から離れていく娘
こっちに来ないで!と扉を閉めてひとり遊ぶ時間が始まり。
留守番30分くらいならできるよ!と家で一人で過ごすことが可能になり。
友達と一緒に遊ぶときには、ついてこないで!!と拒絶するようになり。
児童館くらい一人で行けるよ。
今、忙しい(遊びに夢中だ)から話しかけないで(母:涙)
と、徐々にですが確実に自立がはじまりました。
娘が3~4歳頃にこんな記事を書いていましたが、あの時には信じられない娘の姿です。
幼児期はできることがどんどん増えて、見た目の変化が分かりやすいですが、小学生になると見えない精神的な部分の成長が著しく感じます。逆にいうと、見えない部分が成長していくわけなので、どこでつまづいているか分かりにくいという難点もあります。
自己主張も強くなり、娘との言い争いも増えてきました。大きくなり、子育てしやすくなった部分もある反面、より面倒になったなぁと思う部分もあります。
心の成長と、ピアジェの心理学
そういえば、学生時代にピアジェについての授業を受けていました。すっかり忘れていましたが、この記事でざっくり振り返ってみるといろいろ気づかされることがたくさんあります。
特に面白かったのが、ピアジェ理論における「道徳」の話です。
他律的道徳観(5~9歳)(heteronomous morality)
ー中略ー
他律的道徳観の特徴のひとつは、行動の意図よりも結果を重視して善悪を判断すること。たとえば、親が掃除するのを手伝おうと思い、洗剤を大量にこぼしてしまったAちゃんと、洗剤で遊んでいたら少しだけこぼしてしまったBちゃんがいるとします。他律的道徳観の段階にいる子どもに、どちらがより悪いか尋ねると、Aちゃんが悪いと答えるのです。
自律的道徳観(9~10歳)(autonomous morality)
ー中略ー
この段階の子どもは、行動の結果だけでなく意図も考慮して判断するようになるため、上記の質問ではBちゃんが悪いと答えるのが一般的だそうです。
面白いぐらい似たような場面で叱ったことがあります。
ちなみに、
自律的道徳観の段階にいる子どもは、絶対的な善悪は存在しないことを理解し、他人の視点からも考えられるようになるそう。
すごい、そうだったんだ。
今の娘は、善悪でしか物事をとらえていない気がしますが、いずれいろんな見方ができるようになるんでしょうか。
おわりに
自宅で行っていた細々としていた仕事が忙しくなり、じっくり娘を見ることできなくなったということもありますが、娘は娘で親離れも始まってよいタイミングだったかと思っています。
でも、娘の言動を振り返り考えてみるといろいろな発見があるものですね。そんな風に、一旦立ち止まって子どもの成長を考えるという意味では、ブログって便利だなぁと思います。タイトルを変えようか、別ブログにしようか迷っているのですが、過去の娘と現在の娘を比較するには、わりと便利なのでもう少し続けてみようかと思います。