「そういえば、、、、」
と、病院に行く途中に娘が突然語りだしました。
「どうして、私が歯磨きが嫌いだったかと言うと、、、、、」
「え?」
なんの脈略もなく突然話し始めたから母である私はびっくりです。
確かに、2,3歳頃の娘は歯磨きが大変でした。羽交い絞めにしてぎゃあぎゃあ泣き叫ぶ娘を押さえつけて歯磨きをしていました。それはまるで、いたいけな小さな子供を苛め抜いているオニババのごとくです。病気で入院している時なんて、「どうしたんですか?」と娘の泣き声を聞いた看護師さんが駆けつけてくれました。
娘は続けて話します。
「あのね、どうして、私が歯磨きが嫌いだったかというと、、、
口の中に針が入ってくるような気がして怖かったの。」
え??
なんのこっちゃ?
「ほら、歯ブラシって、注射の針みたいでしょ?あの注射の針の束が口の中に襲ってくる気がして怖かったの。」
え~~!!!!
そういうこと???
つまり、私は歯ブラシっていうと、繊維状のものが集まって、▼こういう形になっていると感じています。
でも、娘にとって歯ブラシは、▼こういう形のイメージ。
歯ブラシは、先のとがった剣山で凶器のように感じていたようです。
だから、歯磨きを嫌がって暴れまくっていたんだそうです。
「え~、だったら、そうやって教えてくれればよかったのに」と私がいうと、
娘曰く、「だって、なんて説明していいか分かんなかったんだもん。お母さんいきなり押さえつけるし。」
たしかに。。。。
今思えば、歯ブラシって怖くないんだよ。柔らかいんだよっていうことと、こんな風に▼教えてあげれば良かったのかもしれません。
腕などに、歯ブラシをあてて柔らかさを感じさせれば良かったな~と反省しました。
歯ブラシ=清潔にしなくちゃ
という思いが強すぎて、口以外にふれさせるというアイデアが浮かびませんでした。
それにしても、どうしていきなり思いだしたんだろう。
「今日、病院で注射するでしょ。それで思い出したの」
なるほど、そういうことだったんだ。針から連想したようです。
私にとっては唐突な出来事でしたが、娘にとってはすべてつながっていたようです。
他にも、小さい時の謎の行動について、大きくなった娘が解説してくれたら嬉しいな。